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テーマ:ニュース(100216)
カテゴリ:歴史とか民俗とか
和歌山市の国特別史跡・岩橋千塚古墳群の大日山35号墳で、前後両面に顔のある人物埴輪の頭部が出土。二つの顔を持つ人物の埴輪は全国で初めてという。この辺りは紀氏の拠点だったそうで、今までにも翼を広げた鳥の埴輪とかたとは形の違うのが色々と出土しているそうな。二つの顔は、二元論的世界観を表してるのか、一人の精神世界の中に常に矛盾する方向性を内包しているということかな・ 古墳にあったことからすると、被葬者を守る為の物だから、例えば、黄泉の国で昼夜二交代制で片方の顔が起きて働く呪術者とか? 頭の中身はデュアルプロセッサか、デュアルコアプロセッサか? 後者かな。それとも常時、二つの顔が起動していて、時々、力を合わせて、一人でデュアルスピリチュアルパワーー~ッ なのかな?
和歌山県教委は1日、和歌山市岩橋の特別史跡「岩橋(いわせ)千塚古墳群」の大日山35号墳(6世紀前半,前方後円墳)から、一つの頭の前後に顔が二つある人物埴輪が見つかったと発表した。顔が二つある埴輪の出土は全国初。同じ古墳から翼を広げた鳥形埴輪が出土しており、同県教委は「人物や鳥などの埴輪を並べ、儀礼が行われていたのではないか」とみている。2005年度の発掘作業で、素焼きの破片を多数発見し、うち十数点をはり合わせて復元した。頭部のみで、首を含めた高さは約19cm。顔立ちはともに鼻が高く、一方は目尻が上がり険しい表情。上唇の中央で縦に切り込みがある。もう一方は目尻が下がり、口をわずかに開けて穏やかな表情をしている。いずれの顔にも、ほおと額に葉や矢印などの形の入れ墨らしい線が彫られ、下げ美豆良(みずら)という、おさげのように両耳へ垂らす男性の髪形をしている。奈良県立橿原考古学研究所付属博物館の千賀久主幹は「極めて特異な埴輪だ。近畿の中心だった大阪や奈良から離れた和歌山の埴輪の制作者が独自の表現をしたのではないか」と話す。岩橋千塚古墳群には約700基の古墳があり、大日山35号墳は有力豪族・紀氏の首長の墓とみられている。24日まで同市岩橋の県立紀伊風土記の丘で展示される(月曜休館)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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