こんばんは～。inaちんだす

さてさて、W杯開幕も3日後にせまって参りました。

日本代表も気になるところではあるけれど、

やはりｻｶｵﾀ的には毎晩サッカーの試合を見れるとこが嬉し～い＾＾

10年以上前、イタリアに旅行に行った時に、ローマの街中で道に迷った。

通りがかりのおばさまに道を尋ねようと声をかけた。

「Excuse me？」

「English no!」

。。。つれないおばさんだった

普通のイタリア人はあんまり英語は話さないらしい。

外国人を見ると全て英語が通じると思う日本人（自分）の悪い癖。

とは言うものの、こっちは外国語といえば英語しか知らん

しかも自分の場合は単語の羅列でしかない怪しい言語と化した英語もどき。

2002年日韓W杯。

知人が試合会場のイベント運営の仕事をしていたので、

調子に乗ってチケットもないまま、旦那と鹿島スタジアムへ。

試合が見れなくても雰囲気だけでも。。。というお祭り好き気質

その日の試合はイタリアｖｓクロアチア。

どうにかこうにか粘ってﾀﾞﾌ屋さんから3枚のチケットをゲットした自分ら。

知人は試合開始ギリギリまで会場外のイベントの仕事なので、

チケット1枚を知人に渡し、自分と旦那は先にスタジアムの席につくことにした。

この試合がサッカーの生観戦の初体験。

手にしたチケットを確認しながら指定の席へ。。。

そこはなんとイタリア側のゴール真裏だった。

すげー、なんかすげー席じゃん！

とか言いながら自分たちの席へ行こうとすると、

そこはイタリア人サポーターの真っ只中であった。

え？そこ、このチケットに書いてある席だよね？

つまり自分たちの席はあの金髪の大旗振ってるイタリアの人が座ってる席だよね？

なんであんたらそこに座って歌ってんの？

スタジアム初体験ならサポーターも初体験。

しかも筋金入りの本場のサポーターだ。

少々怯む。

しかしこっちも大金はたいてやっと手に入れたチケットだ。

このまま引き下がるわけにはいかない。

とりあえず知ってる外国語で。。。「Excuse me？」

向うの3人くらいが自分たちに気づいた。

しかし。。。こっちもｶﾀｺﾄ英語なら向うもｶﾀｺﾄ英語。

英単語とジェスチャー、日本語とイタリア語が入り交じる不思議な光景がそこに。

なんとなく雰囲気的な会話？はこんな感じ。

自分ら「あの～そこの3席は自分らの席なんですけどぉ。ほらチケットあるし」

伊男「あん？悪いなぁ、ここはイタリアサポの場所なんだよ」

自分ら「ちょっと待ってよ～。ほらチケットのここにその席の番号がちゃんと書いてあるでしょ？」

伊男「うるせぇなぁ。じゃ俺らのチケット3枚と交換しようぜ！」

はっ！知人はまだ入場してない。。。つまり自分らのチケは2枚しかないわけで。

伊男「何だよ、お前ら2枚しかないじゃん！ﾀﾞﾒﾀﾞﾒ！出直してきな！」

。。。。。

そばを通った会場スタッフに泣きついた。

「あのイタリア人たちがぁ、自分たちの席取っちゃったんですぅ」

スタッフは。。。アルバイトだった。

当然生粋のイタリア人サポに楯突く勇気もなく。

それでもアルバイトのスタッフはどうにか3席を確保してくれた。

ものすご～い角の隅っこの席を。。。

開始前ギリギリに到着した知人は何も知らずﾜｸﾜｸ顔。

自分らは何故か疲れ果て。。。

試合は戦前の予想を覆してクロアチアの勝利で終わった。

自然とクロアチアを応援していたのは

言うまでもない。

今だからわかる、イタリア人サポのあの気持ち。

それこそ自分のチケット代なんかより物凄い大金つぎ込んで

遠い日本にまで駆けつけたんだもん。

今となっちゃあ、いい思い出をありがとう。イタリアサポの皆さん。

そんなこんなのW杯。もうすぐ開幕です