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カテゴリ:日本民俗・宗教哲学
< 輪廻と業説の功罪 >
輪廻・業説には現世の不公平の原因を過去世の業だということで 自分を納得させる機能がある。 それと同時に、死・生まれ変わりの長~いスパンで人間の生命を考えるので 現世で善業をなせば明るい来世が期待されるということで 「宿命論」が解消される面もある。 この考え方はある意味、なぜ良い事をするのか、 なぜ悪い事をしてはいけないかという倫理的行為の根拠を与えている。 しかし、社会的に弱い立場の人には過酷な論理となってしまうのだ。 つまり、いま、カースト制度最下層の人間は、 過去にバラモンを殺したからなどと理由付けられた。 現世の差別状況は、是正されなくてはならないのに、前世の悪行のためとして 輪廻・業の面から説明し差別性を宗教の名前で説明してしまったのだ。 身体的障害などについても、このような安易な因果関係で 差別的見方を容認したのだ。 現代の日本の価値観で過去⇔現在⇔未来の輪廻を考えれば、 問題ないかもしれない しかし、インド信仰の輪廻転生は、社会背景から考えれば、差別社会の保持であり そこに潜む闇の部分を認めなくては、現実社会における輪廻転生を 認めることはできないと考える。 *このインド社会の難しさについて「さくらんぼのハハさん」に 「女盗賊プーラン」(本・ビデオ映画)という物語を紹介していただきました。 私はまだ観ておりませんが、いずれ観ようと考えています。 残虐、虐待シーンが苦手なので、どうしよう・・・ 次回は、お釈迦さんの教えと功徳の精神・・・ ↑ プログランキングに参加中、現世の幸福を求め、クリックをお願いします ーーーーーーー 追 記 ーーーーーーー 建築問題渦中の、ヒューザーが買取に応じる方針に転化しました。 木村建設が泣きながら「倒産」を会見で発表しましたが 倒産、自己破産では、支払い能力がゼロなのですから、住民は ローンを抱えたまま、泣き寝入りということになります。 テレビで釈明しているおじゃまモン、それと逃げ回っている検査機関 イーホームズの財産は差し押さえにしてから、じっくり調理するべきでしょう。 昨日の三島氏と石原氏の日記は10000文字制限ギリギリでした。 草稿を何度もやり直し、削って削って、やっとこさ入りました~♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年11月28日 06時45分43秒
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