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カテゴリ:日本民俗・宗教哲学
< 森にいますカミ >
森のカミ←(崇められる)←麓に住む氏人から 「氏上を中心に祭が行われる」 氏人→死→森へ葬られる 肉体を離れ、山へ行った死霊は、盆、正月、追善法要などで子孫から供養され 33周忌の弔い上げを終えるとカミとなって氏神と融合! 森の中では、カミの依代(よりしろ)を崇め祭りを行った。 祭場も定め、祭りの時以外は俗人はもちろん、神職も入ってはいけなかった。 禁足地が森や山全体に及ぶ時は、神体山と呼ばれ、木の伐採も禁じられた。 やがて、この森の麓に「神社(モリ)」をつくり、カミの常駐を願うこととなる。 神社は「ヤシロ」ともいい「社」「屋代」の字をあて、 この社は本来カミを指す言葉から*神籬(ひもろぎ)を立てて カミを祀る霊地、さらにカミを祀る建物にと展開した。 *神籬・・・大和言葉でのひもろぎとは、ひ=神霊 もろ(古語で天下る事をあもると言ったのが約まった言葉) き、 即ち木である。即ち、ひもろぎとは、神霊の天下る木と言う解釈になる。 < 鎮守の森 > 「鎮守」という語は、748年東大寺の鎮守として宇佐八幡神が勧請されたように 寺院などの建立にあたって在来のカミより強力な神格を勧請して、 その土地を守ってもらおうとの信仰に基づいている。 これが展開して、各国、荘園の鎮守が祀られ、近世は城下町、 村や町の鎮守にと広く用いられた。 そして近代になって鎮守の森が、カミそのもの、カミの居所としての森の持つ、 住民を守護する機能を指す語になったのだ。 明治45年(1912)に尋常小学校唱歌「村祭り」にある 「村の鎮守の神様の~♪」は、ここからきている。 < ウブスナ > 氏神≒鎮守≒「産土(ウブスナ)」、これらはほぼ同義語である。 この語は日本書紀の推古天皇三十二年(624)十月の条に、蘇我馬子が葛城を 蘇我氏の本居(うぶすな)の地だと主張しているのが初出だ。 その後、「ウブスナ」に「産土」「生土」の字があてられた。この産土のカミは、 その土地の住民の死後の霊魂を導くと共に、子孫を守護し、 再生をはかる働きを果たすとされている。 「氏子」を「産子」と呼んだり、誕生後の初詣りの慣習はこれに基づいている。 次回は「鎮守の森による癒し」・・・ ↑ プログランキングに参加中、一日ワンクリックをお願いします。 ーーーーーーーーーー 追 記 ーーーーーーーーーー 最近、政治経済ネタが少ないと、お叱りを受けました・・・ まあ、用意してますので、のんびりいきましょうよ・・・と誤魔化す。 PCが風邪ひいたようなので、頻繁な更新は出来なくなるかもしれません。 まだ、そんなに重くはなさそうですが・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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