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テーマ:政治について(20212)
カテゴリ:亜細亜
中国が、ガス田開発の実効的圧力と共同開発提案などにより日本側を揺さぶっている。
中国が共同開発を提案した日韓大陸棚の対象海域も日中中間線より日本側だったことが10日に 分かり、共同開発は日本側も含むが、自分の海域の資源は自分達だけで使いますよという 主張が暴露されたわけだ。この協議は6,7日に北京で行われた第四回日中政府間協議であり、 このときの出来事を簡単にまとめると中国は2か所の共同開発対象海域を記した海図を配布、 小さな黒い丸で記されていた、その際中国側は、黒い丸の詳細情報を知らせず、日本側が 興味があれば教えますよと説明、協議後に日本側が確認精査を行い、1つは「翌檜(あすなろ)」 (中国名・龍井)の北に位置し、日中中間線の日本側、もう一つは尖閣諸島の北で領海すれすれの 日本の排他的経済水域(EEZ)内だったことが分かった。 ここまでが中国側の提案、 では日本側はどう対応したか?外務省の佐々江賢一郎アジア大洋州局長(6カ国協議でテレビに よく写ってましたな)を含む日本側交渉団は、すぐには首相官邸に詳細を報告せず、中国側が 提示した対象海域についても公表しないように求めた。 佐々江氏は、小泉首相と安倍官房長官に、交渉内容を説明、安倍氏に「尖閣諸島も日韓共同 大陸棚も全く問題外の提案だ。なぜその場で中国側に突き返さなかったのか」と目玉をくらった。 外務省はいつものごとくいつものように事なかれ主義、「まあまあ、ことをあら立てずに」 というのがご自慢のようだ。 では政府内部はどうなんだ?と疑問が浮かぶわけで、中国外務省は 「釣魚島(日本名・尖閣諸島)は中国固有の領土だ!」(秦剛報道官)と強硬な発言、 日本側は小泉首相、安倍官房長官、麻生外相は尖閣諸島は日本の領土と落ち着いた発言を しているものの、この問題を所管する経済産業省の杉山秀二事務次官は「いきなり試掘と いうことではなく、東シナ海を友好の海にするという観点から、交渉をしっかり進めていくことが 大事だ」と、二階俊博経産相が1月に「試掘の道はとらない」と述べたことに歩調を合わせている。 中国側の尖閣領有発言やガス田共同開発が妄言なのは当然なのだが、私達が頭に叩き込んで おかなくてはならないのは、このような中国の強硬論に押されて、提案をのめば中国側が 穏やかになって日本と友好の道に歩みだしてくれると思っている政治音痴が政治家や官僚に まだまだいるということだ。 基本的にどんな妄言であれ国家は圧力や陽動作戦としてそれを 利用してくるのであって、こちらが鼻にもかけず、アホらしいと思えれば問題ないのだ、しかし、 真に受けてしまう政治家はさることながら、国民も中国の強硬姿勢が気に入らないとだけ 叫んでいるのはよろしくない。 中国に文句を言っても、どうにもならない、日本に巣くう 中国に媚びる政治家や官僚を叩いていくことが重要で、実はそれこそが国民が出来る一番有効な 領土問題への主張なのだ。 よく「強硬論、タカ派」という言葉が使われるが、 日本が他国から侵害された問題を指摘し、自国の領有権をキチッと主張することは まったく強硬でもなんでもなく、至極まっとうな「正論」と国民も理解すべきである。 今まで、何もせずに国民にすら知らせようとせず、媚びた外交を続けてきた外務省チャイナ スクールと中国べったりの外交政策(友好的ではなく、朝貢形式)が転換するときが 来たわけだが、そう簡単にいかないのが政治というもの。 次期首相は安倍氏という流れは動かないものと思っていたのだが、ここにきてかなり きな臭くなってきたと感じている、それを次回書き上げたい。 そういえば媚中外交で有名なエピソードとして、河野洋平氏を例示するのがいいだろう 1995年にバンコクで行われた外相会議に出席の途上で、乗っていた飛行機が悪天候のため 台湾に緊急着陸したのだが、彼は外に出ず台湾の地を踏まなかったことを中国側に自慢 (中国は台湾を独立国と認めていない、河野氏も中国様のおっしゃる通りだと・・・)。 もう一度、中国側が優遇する日本政治家ランキングを載せて、本日は締めたい。 (1)河野洋平衆院議長 (2)福田康夫元官房長官 (3)野田毅元自治相(日中協会会長) (4)二階経産相 (5)加藤紘一元幹事長 (6)山崎拓前副総裁 (7)高村正彦元外相(日中議連会長) よく覚えておいていただきたい。 「左から河野氏、福田氏、野田氏、二階氏、加藤氏、下左から山崎氏、高村氏」 長さんも天国から一言 上図の赤矢印を拡大したのが下図であり、見ての通りガス田が日中間に跨っているであろう 様子がわかる、このため日本側は日中共同開発、ガスは分けましょうよと提案したが、 中国側はこれを蹴り、この地域は開発を進める考え(これを止めると称して日本の総裁選に 楔を打つ可能性は高い、それも次回で書きます)、中国側が共同開発を提案したのは、 上図とは関係ない日本側水域である。 我が日本は、米国ジャイアンと中国ジャイアンに挟まれ、 のび太状態になってしまってはいかん! *日本にも問題があります、放置していた罪がありますな。 領土に対する意識が低いことは由々しき問題です。 ↑ ↑ 以前も書きましたが、ガス田問題は資源問題ではなく領土問題です! 一 夢 庵 風 流 日 記 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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