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テーマ:夏はゆかたで(495)
カテゴリ:日本民俗・宗教哲学
とある辞典を開くと、「浴衣」なるものに対しこう書かれてあった。 ・主に白地に藍色で柄を染めた、夏着る、木綿のひとえ。 →湯帷子から ということで、「湯帷子(ゆかたびら)」を開いてみると、 ・入浴の時または浴後に着た、ひとえの着物。 あまりにも抽象的で簡略化してあり、わ か り に く い 。 「浴衣」とは、入浴後に水分を吸い取ることを目的に使用された着物で、 「和名抄」(平安中期作成)には、「内衣 布で沐浴の為の衣為り」と書かれている ことから平安貴族がまとった入浴後の着物であったと読み取れる。 その後、江戸時代以降は一般に夏に着る薄い着物を「浴衣」と呼ぶようになったようだ。 現代では「花火大会」や「縁日」、「盆踊り」などでしか見かけることが無くなった 「浴衣」だが、縁側に座り団扇を扇ぎながら綺麗なうなじを見せる日本女性の美しさ をあらわす、明治初期からの絵画や写真を見るにつけ、古臭いことかもしれないが 浴衣を勝手にアレンジして短くしたり、帯の結び方を変化させたりする昨今のファッ ションリーダーなる人々のセンスにはついていけないと思ったりする。 ところが・・・当ブログをいつも御覧になってくださる女性陣の方々は、伝統を理解し 古風なところを残しながら、「お て ん ば」だ(だった)と想像できる女性が多い ところに面白さを感じる。 浴衣なんか動きにくくてしょうがない!とコメントされそ うだ(笑)。 日本の夏、○○○の夏・・・ 一 夢 庵 風 流 日 記 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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