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2006年10月07日
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テーマ:ニュース(100227)
カテゴリ:事件・災害
”北海道で起きたいじめの行く末”



北海道滝川市の小学校教室で昨年9月に6年生の女児が自殺した。 彼女は学校など

にあてた7通の遺書を残しており、遺書には仲間外れにされたなどといじめを訴える

内容が書かれていた。 ここまでだと社会の縮図である学校において、またひとりの

命が消えてしまった、「いじめ」という問題をどう捉えるかが課題だと新聞の論調は

なりそうなものなのだが、ここからが信じられないような話。

ダラダラ書くのもあれなので、いつものように時系列で箇条書きにしてみよう。


去年9月  女児が教室で自殺を図り教壇の上には7通の遺書が残されており、
        中には死んだら読んでください、と書かれていた・・・しかし、
        このことを滝川市教育委員会は公表しなかった。

9月10日 教育部長が遺書の受け取りを拒否する。(事件との関わりを拒絶)

去年11月 手紙の内容からいじめはなかった模様で、自殺の動機は判断できない
        と教育委員会は発表する。

今年1月  小6の女児が入院中の病院で死亡。

10月1日 遺族が自殺の原因はいじめと遺書を公表する。

10月2日 これまでの調査でいじめを裏付けるものは出ていないと教育委員会は
        発表する。

10月3日 伊吹文科相は市教委の対応を批判する。

10月4日 遺書の内容を踏まえ、初めていじめと判断し、遺族宅を訪れ謝罪する。



以上が小6女児の自殺に対する市教委の対処の変遷である。 ここで問題なのは今年の

10月3日、文科相の批判を受けて翌日にコロッといままでの調査報告を変更したこと

であろう。 市教委には市教委の綿密な調査結果があって「自殺といじめの因果関係は

ない」という結論を発表したのではないのか? これでは上から物を言われて、大して

調査もしなかった事実を変えただけとしか思えない。 そう調査ははじめからしていな

かったということだ。 女児の遺書を読み、真剣に捉え、学校でどのようなことが行わ

れていたのか調査し、少しでも良い方向に導くのが彼らの役目ではないのだろうか。 

急に手のひら返すように遺影の前で土下座をする、これでは心の中では舌をぺロッと出

していると思われても仕方ない対応である。 慶次はいじめというものは未来永劫なく

ならないと思っている、どんなに立派な道徳教育を施したって絶対なくならない。

だからこそいじめを根絶するのではなく、起こったときにどうするか、これが大事なの

ではないだろうかと考える。 頑なにいじめを認めなかった市教委の詳細な調査報告書

の公表を望む・・・あればの話だが・・・。

もう一点、ご両親は彼女がいじめに悩んでいたことは知っていたのだろうか、慶次はよ

く知らないので、誰かご存知の方お願いします。


小6女児の遺書
この手紙を読んでいるということは私が死んだということでしょう。私はこの学校や
生徒のことがとても嫌になりました。人から「キモイ」と言われてとてもつらくなり
ました。周りの人が私を避けているような冷たいような気がしました。(一部抜粋)



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最終更新日  2006年10月07日 07時17分35秒
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