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一 夢 庵 風 流 日 記

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2006年12月29日
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カテゴリ:国内政治
今日はコラムを2つほど・・・


1.教育基本法改正




 【愛国心】教育の目標の中に、「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う」との文言で「愛国心」を新たに盛り込んだ

 【公共の精神】前文に教育の理念として「公共の精神を尊び」を新たに加えた

 【家庭教育】「父母その他の保護者は、子の教育について第一義的責任を有する」との条文を新設

 【生涯学習】生涯にわたって学習できる社会の実現を目指す必要性について条文を新設

読売新聞より抜粋


自国を愛せない人間は他国に敬意を払うことは不可能だ。 「ともに」という表現が気

になる、自国を愛することから派生して他国への尊重という流れがノーマルなのではな

いだろうか、自国も愛すると同時に他国を・・・この表現は逃げているように思えてな

らない。 日本が歩んできた良き場面、悪き場面を偏ることなく露呈して教えればいい。

公共心についてだが、公共という仕組みを教えているのだろうか? 自分たちの納めた

税金がどのように社会に還元され、自分たちの暮らしを支えているのか。 隣人同士が

支えあい助け合うことで繁栄を共にすることの素晴らしさ、そのつながりがスケールア

ップして郷土を、そして国家を支え、その先に世界相互補助という仕組みが出来上がる

ことの素晴らしさを。 この仕組みを知っていれば決して自国を愛することが他国を虐

げることにはつながらないことは容易にわかるであろう。 税金に関しては、イメージで

はなく、論理的に仕組みを教え、その上で精神を伝えないと今までと同じ教育ノルマを

果たすだけの意味のない公共心教育になりそうだ。 家庭への圧力を増したように思え

る家庭教育、実際は教師からの不満が大きかったことが要因であろう、なんでもかんで

も学校が悪い、これは日本マスコミの悪いところである。 学校を叩けばそれでよかっ

た時代は終わったのだ、本来の家庭が教育の主戦場であることを思い出さなくてはなら

ない。 実はこんなことは何も条文に書く必要も無かったごく当たり前のことであった

のに「自由」と「好き勝手」を履き違えた戦後教育と過剰なまでの経済妄信がこのよう

な情けない条文を書かせるはめになったと言わざるを得ない。 この法案を通そうとし、

実際に通した奴らが崇高な精神を有しているかといえば、そんなことは断じてない!

子供を飼いならすなどという表現を使う馬鹿たちにこんなアホ臭い法案を通させてしま

った慶次を含めた国民は反省すべきである。 自分たちがもっと早く自分たちで立ち直

ることをすすめていたなら、こんなことにはならなかったはずである。秩序とはそうい

うものだ、乱れると厳しくなるものなのだ、お上にそんなことを許してしまうと窮屈な

世界が出来上がるではないか、だからこそどこかで歯止めを自分たちでかけなければな

らないのだ。 「公共心」とはなんなのか? この改正法が果たす役割は重い。


*「子供を飼いならす」「ショック療法」という馬鹿な表現を使った議事録
   →→ クリック(参照)



2.サンキュー

食事に出かけ、チェックを済ませたあとに慶次は必ず(無意識ではあるが)「ごちそうさま」

とか「美味しかったです」と言って店を出る。 コンビニで買い物をして商品を受け取るとき

に「どうも」とか「ありがとう」と言ってしまう。 歩いていて前から自転車が来ているので

ちょっと脇に寄って待っていると向こうが会釈をして通っていくので、こちらも会釈を返して

みたりする。 なんかどうでもいいようなことを書いているように思えるが、こういう行動は

まわりの人間の影響を受けた結果であると思うのだ。 老若男女にかかわらず、軽い会釈や普

通に「ありがとう」という言葉がスッと出てこない輩がいるが、慶次はそういう人たちと比べ

て幸せ者だと思う。 なんの恥ずかしげもなく、ごく当たり前のこととしてできるのだから。

逆のパターンにも遭遇する、タクシーに乗ったはいいがぶっきらぼうで「ありがとうございま

す」の一言も出てこない運転手、レジで無愛想な顔でお札と硬貨をバラバラにポンと渡す店員。

お金を渡し物を買う、その媒介に言葉や表情という不確定要素をもりこんだほうが変数値が

増減して世の中円滑に楽しく生活できると思うのだが、今のままでは少しさびしいですな。



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最終更新日  2006年12月29日 21時33分55秒
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