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一 夢 庵 風 流 日 記

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2007年03月01日
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   燕詩示劉叟    ~ 燕の詩  劉叟に示す ~

梁上有雙燕 翩翩雄與雌 銜泥兩椽間 一巣生四兒
四兒日夜長 索食聲孜孜 青蟲不易捕 黄口無飽期
觜爪雖欲弊 心力不知疲 須臾千來往 猶恐巣中飢
辛勤三十日 母痩雛漸肥 喃喃教言語 一一刷毛衣
一旦羽翼成 引上庭樹枝 舉翅不回顧 隨風四散飛
雌雄空中鳴 聲盡呼不歸 卻入空巣裏 啾終夜悲
燕燕爾勿悲 爾當返自思 思爾爲雛日 高飛背母時
當時父母念 今日爾應知



梁上に雙燕有り 翩翩(へんぺん)たり雄と雌と
泥を銜(ふく)む兩椽(りゃうてん)の間 一巣に四兒生む
四兒 日夜に長じ食を索(もと)むる 聲孜孜(しし)たり
青蟲 捕へ 易すからざるも 黄口飽期無し
觜爪(しさう) 弊(つか)れんと欲すと雖(いへど)も
心力 疲るるを知らず
須臾(しゅゆ)に 千たび來往し
猶ほ巣中の飢を 恐るるがごとし
辛勤 三十日 母痩せて 雛漸(やうや)く 肥ゆ
喃喃(なんなん)として 言語を教へ 一一毛衣を刷(ぬぐ)ふ
一旦 羽翼成りて 引(ひき)ゐて 庭樹の枝に上る
翅(つばさ)を舉(あ)げ 回顧せずして 
風に隨(したが)ひ 四散して飛ぶ
雌雄 空中に鳴き 聲盡(つ)くるまで 呼べども歸らず
卻(かへ)って 空巣の裏(うち)に入り 啾(ちうしう)終夜悲しむ
燕よ燕 爾(なんぢ) 悲しむ勿(なか)れ,
爾(なんぢ) 當(まさ)に 返って自(みづか)ら思ふべし
思へ 爾(なんぢ)雛爲(た)りし日 高飛して 母に背きし時を
當時の父母の念 今日 爾(なんぢ) 應(まさ)に知るべし




 暖冬といわれたこの冬も間もなく終わりを告げようとしている。三月に入り、
春への足音が静かに、確実に近づいているように思える。

 春は別れと出会いの季節と人はいう、まだ寒が残りつつも若芽の息吹が感じら
れる早春に別れ、花が咲き乱れ、様々な生き物たちが青春を謳歌する若者のよう
にはしゃぎまくる盛春に多くの出会いを経験するということだろう。

 巣をつくった番いの燕が四羽の子をもうけ、昼夜関係なくピーピー口を開けて
餌をねだる雛鳥に爪やくちばしがボロボロになっても、せっせと青虫を運ぶ親燕
、一ヶ月もすると親燕はやせ衰え、雛鳥はまるまると大きくなる。 そうこうし
ているうちに翼がしっかり育ったので、親燕は子供たちを連れて庭の木に上った
。 すると四羽の子供たちは四方に飛び立ち、二度と戻っては来なかった・・・

 もうここからは感情をあらわにして、叫ぶように声を大にして詠もう!

 親鳥は空っぽになった巣を見つめ、飛び回り、昼夜嘆き悲しんだ。
 でもね、泣いてはいけないよ、お前たちが子供の頃を振り返ってごらん!
 お前たちが空高く舞い、飛び立った、あの時の父母の胸のうちが今日、
 よくわかったことだろう!



 「親の心 子知らず」なんて言葉があるが、知らないで当たり前だ、自分が
その立場になってはじめてわかることは意外に多い。 人間界には「縁があれ
ば~」という言葉もある、縁の結びつきがもっとも強いかもしれない親子とい
う関係であるならば、親の心を知ったあとに、また新たな親子関係を築き、昔
と違った幅の広い付き合い方ができるのではなかろうか。

 人は動物とは違います、遠くにいる両親、兄弟姉妹、古き友に電話やメール
をしてみませんか? 出会いは大切です、努力して長続きさせましょう。


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最終更新日  2007年03月01日 01時01分37秒
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