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カテゴリ:日本民俗・宗教哲学
今回は九州番外編として、ちょっとしたエピソードをご紹介 とある場所を夕刻に歩いていると、後方より二人の若い(25くらい) 異国人が自転車にて接近してくる、キキーッ 異A「あの、少し時間をいただけますか?」 慶次「ん??? 道ならわからないよ」 異A「いえ、学生さんでしょうか?」 慶次「そんなわけないじゃん、社会人」 異A「そうですか、どうして仕事をしているのでしょうか」 慶次「そんなもん、食うために決まってんじゃん」 異A「では、なぜ生きているのだと考えたりしたことはありますか」 慶次「・・・」 異A「この世には真理というものがあると思ったことはありませんか」 慶次「・・・、ところで君たちだぁれ?」 異A「私たちは神の言葉をみなさんに伝えようとしています」 慶次「(バッジを見ながら)キリスト教の布教活動?」 異A「はい、キリスト教はご存知でしょうか?」 慶次「知らん、私は神道だもん 神道わかる?」 異A「はい、八百万の神ですね」 慶次「そう、キリスト教は一神教だね、偶像崇拝しないんだよね」 異A「はい、もし興味がありましたらこちらへ(小さなパンフを貰う)」 慶次「ふ~ん・・・ん??? モルモンの書?」 異A「私たちは神のお告げをみなさんに伝え、人生の真理を・・・」 慶次「神のお告げって誰が聞けるのさ きみは聞こえるの? 長老さん」 異A「私はまだ聞こえません、でも教会にはいますよ」 慶次「その預言者の言を信じる根拠はなんだろうね モースのように 海を割るところでも見せてくれるのかな」 異A「神は天におられ、預言者の言葉を私たちは正しく伝え・・・」 慶次「言葉を正しく伝えるためには、正しく理解しなくちゃ駄目でしょ」 異A「・・・予言者が伝える真理を勉強することは・・・」 慶次「預言者?? モルモン書が?? ところで仕事はしてるの?」 異A「いえ、していません 私たちは布教だけをしています」 慶次「(収入はどこからくるのだろうなあ)そう・・・」 異A「生きる真理を知れば、楽しく活き活きとした人生をおくれますね」 慶次「仕事の終わったあとに風呂に入りビールを飲む、好きな人と食事 に行く、休みの日に少しだけ遅く起きる これも幸せじゃないの?」 異A「そのような楽しみではなく もっと崇高な目的を知ることが・・・」 慶次「真理は多面的だといった人がいる、釈迦だ、長老さんの見ている真理 と私の見ている真理は同じかもしれないけど、反射角によって見え方が 違うわけ、見え方って変だな 捉え方っていったほうがいいか 」 異A「そのために預言者の話を聞いて 真の意味を理解すればいいのでは」 慶次「だから その預言者を信用する手段はあるのかい?」 異A「・・・・・・ 」 慶次「・・・・・・ 」 彼らは決して慶次をだましてどうこうしようとした感じではなかった、モル モンの書を信じているようであった(ただ、明確に理解しているかは疑問) この後、彼らは布教活動にいそしみ、慶次はただただ遊ぶのであった *もらったパンフレットで彼らの団体を調べてみたら、モルモン教だった 団体名は、「末日聖徒イエス・キリスト教会」、バリバリのホルモンやん 一 夢 庵 風 流 日 記 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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