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ニューストピックス

2007年11月09日
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カテゴリ:事件・災害
ふぅ、大きなため息をつきながら、おもむろにベンチから立ち上がり

目の前の石を蹴り上げた。石は勢いよく川に飛び込み、真円の波紋を

果てしなく描き続けた。続いて先ほどよりもう少し小さめの石を蹴り

込んだ。波紋は当然乱れ、不規則な楕円運動は慶次のこの事件に対す

る動揺とシンクロし、得体の知れない恐怖感が全身を覆った・・・




平成15年6月27日、朝日新聞にひとつの記事が掲載された、それは「小4

の母、曾祖父は米国人、教諭、直後からいじめ」という見出しで、小さい

ながらも地元のローカルニュースで取り上げられ始めた(福岡)。

その後、10月9日号の「週間文春」が、「「死に方教えたろうか」と教え

子を恫喝した史上最悪の殺人教師」と教師の実名入りで強烈な記事として

掲載する。

平成15年5月当時、福岡県の公立小学校の男性教師が家庭訪問の際、男児の

髪の赤いことに目をつけ、母親に、「○○くんは純粋ではないのですよね」

と切り出した、そして曾祖父がアメリカ人であることを聞きだすや、「血が

混じっているのですね」と延々とアメリカ批判を続けた。

母親が、「それは差別ですか、学校では差別はいけないと教えているのでは」

と抗議すると、「私も人間ですから」と開き直り、「建前であって、ほとん

どの人間は心の中で差別意識を持っているのです」と言った。

さらに教諭は、「日本は島国で純粋な血だったのに、だんだん外国人が入り

穢れた血が混ざってきた。悲しいことに今では純粋な日本人は減っている」

と母親にとうとうと話した。

これを別の部屋にいた児童が聞いていて、翌日、「穢れた血」の意味を辞書で

調べ、母親に「僕の血は汚いと?皆と同じ赤いのに、なんで汚いと?」と

聞くようになったという。

この家庭訪問の翌日から、教諭の児童に対する言語を絶するいじめ虐待が始

まった。

授業終了後、「10数える間に片付けろ」と告げるやいなや、早口でカウント

し片付けられないと、ランドセルや筆箱をゴミ箱に放り込んだ。

さらに罰として、教諭の考えた刑罰からひとつを選ばせ、虐待を加えた。

児童は仕方なくピノキオと小声でつぶやくと、教諭は喜々と児童の鼻を力

いっぱいつまみ、身体を振り回した、結果、児童は鼻血を大量に出血し

服を血だらけにして帰宅した。 ミッキーマウスのときは、耳が引きちぎ

られるほど、引っ張られ、両耳がちぎれ、傷口が化膿した。

この刑罰は毎日、帰宅のときに児童たちの前で行われ、教諭はニヤニヤ笑い

ながら、「穢れた血をうらめ」などと罵詈雑言を児童に浴びせつづけた。


学校から帰宅した子供のランドセルの中があまりに乱雑だったので、母親

が叱って問い詰めたところ、児童は教諭による虐待を告白する。

この常軌を逸した教諭の仕打ちに母親は意を決して、学校側へ担任交代の抗議

をしたところ、保留の回答だった、次いで翌々日、夫婦そろって学校側へ抗議

をするが、またも保留、代わって監視役をつけるという措置を講じた。

しかし、教諭は監視の目を盗み、拳で男児の頭を殴るなどの行為を続けた、

ここにきて、学校側は教諭を担任からはずした。

その後、この教諭が児童に自殺強要をしていたことが判明する、「血の穢れ

ている人間は生きている価値がない。早く死ね、自分で死ね」と脅し、その

結果、児童は自宅マンションから投身自殺を図ったことさえあるというのだ。



福岡市教育委員会は、調査の結果、教諭が児童に対しいじめと虐待を行って

いたことを認め、8月、教諭に対し停職6ヶ月の懲戒処分を言い渡した。

しかし、この一連の虐待で、児童は重度のPTSD(外傷後ストレス障害)

と診断され、大学病院の精神科閉鎖病棟に長期入院する事態となる。

ここに至り、男児の両親は教諭と福岡市に対し、5800万の損害賠償を求める

民事訴訟を福岡地裁に起こした。

この異常ともいえる教諭のいじめ虐待事件に、550人という大弁護団が結成

された、そして、12月5日、マスコミ注視のなか、第一回口頭弁論がおこな

われた・・・



昼間は心地よかったそよ風も、陽の傾いてきたこの時間には少し肌寒い。

街灯の明かりが灯り、空は深い海の底へと沈んでいく。



福岡地裁最大の301号法廷、午前11時、被告側のいじめ教諭と福岡市担当者

5名 vs 原告側の正義の鉄槌を下すために立ち上がった夫妻と大弁護団。

しかし、教諭の圧倒的な不利な状況では代理人すら見つからず、この口頭

弁論は15分で終了、教諭は認否を保留した。

「ザ・ワイド」、「スーパーモーニング」などの全国メディアも注視する

いじめ虐待教諭問題は、教諭に弁護人が着く、第二回以降変化を見せる。


原告側は従来どおり、教諭の態度と福岡市の対応のまずさを指摘し、攻勢

をかける・・・しかし・・・


みなさん、PTSDの診断結果がまったくの信用にならない紙切れだったら

どうしますか? 教諭の体罰によって怪我をしたということですが、児童の

前で行っていたはずが、そんなところを見た児童がいない、そして鼻血が出

たり、耳が化膿したのに、病院の診断書ひとつないとわかったらどうします

か? 

そして、そして、そして・・・

この夫妻の主張する「異国人としての血の穢れ」から、執拗な体罰を受けた

ことの根幹を成す、曾祖父がアメリカ人であることがまったくの嘘であり、

この母親が、まったくの妄言を語っていたとしたらどうしますか?


大手マスコミが飛びつき、徐々に全国拡大していき、いつの間にか、「自殺

強要」までした鬼教師と祀り上げられてしまった教諭は、たしかに優柔不断

な回答をして、自分の立場を悪くしているが、それでも、ここまで裏を取ら

ずにセンセーショナルに報道していくマスコミとは恐ろしい。

そして分が悪くなると、いっせいに引き上げ、知らぬ存ぜぬのマスコミ様!

究極のクレーマー夫妻と、無責任なマスコミの対応をぜひとも感じて欲しい



P.S この本が出版される前に書かれたブログを検索してみると、
   文春のように、教諭の実名をあげ、糾弾に必死な記事が多いです。
   私たちがいかに大手マスコミや週刊誌の記事内容を拠り所として
   左右されているかよくわかります。

   責める気はないのですが、誤った記事とわかったときには、すぐに
   修正と謝罪の言葉を、ブログとはいえ、載せるべきでありましょう。






福田ますみが取材を通して刊行した、「でっちあげ(新潮社)」
この中では、いかにマスコミがいい加減な取材でモノを書き、
書いたあとは知らぬ存ぜぬという、緩みきった体質と無関心さ、
そしてなにより、親は善、教師は悪というレッテルを貼り付けて
いることから発する、現代の歪んだ社会体質が描かれている。

ぜひ、御一読を


はなはだ口惜しきこと(いきなり担任になった女性教諭の自殺)

こちらを書いたときに思ったのですが、校長がまったく役立たず、
親に誠意を見せることが解決への道と勘違いし、ただひたすら謝罪を
担任に促します・・・まるで日本外交と同じです。

まず、現在どのような事実が起きているのかを客観的に検証することが
必要ではないでしょうか。

産経が
【やばいぞ日本】第4部 忘れてしまったもの(2)「お前ら全員辞めさせる」
というコラムを書いていますが、これも一読して欲しいと思います。



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最終更新日  2007年11月13日 13時21分10秒
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