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カテゴリ:日本民俗・宗教哲学
第12代景行天皇の第3皇子として生誕した彼は、幼名を「ヲウス」といい
会食をしない兄を殺してしまうほど、粗暴で、天皇からも嫌われていた その後、彼は、休むことなく天皇の命により、孤独な戦いの中に身を 投じる 出雲の地を平定する際には、女装して忍び寄るという知能プレーを 披露、ここで、彼が美男子というイメージが決定的となる そして、殺害されたイズモノタケルは、自分が名乗っていた「たける= 比類なき強き者」を与え、彼に日本で一番強い「日本武尊」という名を 授けて絶命していく タケルは朝廷に帰るや否や、天皇から東国平定の命を受ける 父である景行天皇の真意を知り、彼はここで、「吾既に死ねと思ほし 看すなり」と大粒の涙をこぼす、そんなタケルの身を案じ、叔母で あるヤマトヒメは、スサノヲがヤマタノオロチからえた御神剣、天群 雲御剣を授けた 東征の物語のクライマックスはふたつ、ひとつは焼き討ちにあい、 四方八方を火に囲まれ、万事休すと思われたときに、タケルは、 天群雲御剣をぐるりと振り回し、四方の草をなぎ倒し危機から脱出 この逸話から、天群雲御剣は草薙の剣と追銘された そして、もうひとつのクライマックス、それはタケルを慕い、 この無謀な旅についてきた妻オトタチバナヒメの死・・・ 次回は、タケルの死まで追いましょう 一 夢 庵 風 流 日 記 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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