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カテゴリ:日本民俗・宗教哲学
「もったいない」精神をひろめることに尽力したケニア出身のワンガリーさんが
9/25、ガンのため亡くなった。71歳であった。 ワンガリーさんの冥福を祈り、2006/2/16の日記を再掲したします。 <再掲> 本日届いた「小泉内閣メールマガジン」に、「世界によい影響を与えている国の 第一位は日本」という世論調査があったと書かれてあった。 *去年10月から今年の1月まで、イギリスのBBC放送とアメリカの メリーランド大学が実施したもの。世界33カ国、約4万人からの回答を 集計した結果。 その内容を少し抜粋して紹介すれば (以下メルマガより抜粋転載) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 和服を着こなし日本の心でお客様をもてなす老舗旅館の若女将、 造り酒屋の経営を立て直した会社役員、日本百名山のうち90を踏破した ツアーガイド、東京下町の大正時代に建てられた長屋で暮らしたジャーナリスト、 いずれもアメリカ出身の女性です。 奥深い日本のよさを味わう「テイスト・ジャパン」運動を提案するカナダ 出身の 女性助教授、韓国出身の旅行会社の女性社長からは最近ゴルフと温泉を楽しむために 訪日する韓国人観光客が増えているお話をうかがいました。 北海道のニセコで冬のスキーに加えてゴムボートでの川下りなど夏の アウトドアスポーツを広めるオーストラリア出身の社長、古い町家の保存に取り組み 日本の伝統文化の体験学習を主催する会社のアメリカ出身の会長。 内陸の町から来日し瀬戸内海の美しさにひかれて守る努力をするドイツか らの 女性助教授。中国出身の大学教授は、聞いていたのと違い実際に日本に来て はじめてわかった平和で美しい日本の姿をもっと本国に紹介したいと言って・・・ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ と、このように世界から来日した人たちは、日本の穏やかさや自然の美しさに 惹かれ、各地で様々な取り組みに参加しているのだ。 そして各地方は、観光客を誘致するために積極的にイベントを起こしたり、海外国との 関係を市町村レベルから見直し、姉妹都市、友好都市として結び復興と繁栄を 図ろうとしている。 しかし、逆行するかのように外国人へのビザ拡大は、確実に飛躍的に犯罪率を高め 警察側が懸念を示したように、マイナス要因をつくってしまった。 今日もキョウトで、長々と前説を読み、眠くなった読者さん、ここからが本論です。 現在、わが国に来日中のあるお方を紹介したい、その人はケニア副環境相という 立派な役職に就いているワンガリ・マータイさん(65)。 04年には、環境保護活動だけでなく、アフリカ女性の権利向上にも貢献したことが 評価されて環境活動家として、アフリカの女性初となるノーベル平和賞を受賞した。 マータイさんは昨年2月に来日した際に、日本語の 「 も っ た い な い 」 という言葉を聞き、これに非常に感銘を受けた。 そして05年3月4日、国連の「女性の地位委員会」閣僚級会合で演説し、 日本語の「もったいない」を環境保護の合言葉として紹介したのだった。 さらに、その場で会議の参加者とともに「もったいない」を唱和したのだ。 『もったいない』は ・消費削減(リデュース) ・再使用(リユース) ・資源再利用(リサイクル) ・修理(リペア) の4つの『R』を表していると解説し、「限りある資源を有効に使い、みなで 公平に分担すべきだ。そうすれば、資源をめぐる争いである戦争は起きない」 と主張している。 このとき、「MOTTAINAI」Tシャツを配り皆に呼びかける念の入れよう。 (もったいないという日本語のほうがよかったなあ、読めない人が多いだろうけど) <産経新聞より拝借 マータイさんとTシャツ> 05年4月21日には、ケニアのニエリ地区で、地元の人々と植樹した際に 国土の1.7%しかない森林を10%にすることが目標であるとしたマータイさんは 「ごみの削減、再使用、再利用の3Rが大切です。日本語ではこれを 『もったいない』と言います」と植樹後に紹介し、人々も「もったいない」と唱和したのだ。 マータイさんは「みどりの日」(4月29日)に合わせ「日本で知った『もったいない』 精神を世界的キャンペーンにしたい!」と力強く語り、地道な活動を続けている。 凄すぎる、日本文化の拡大と浸透、我が国は江戸時代、驚くほどの文明を持ち リサイクルや水道施設など、世界最先端を走っていたエコ大国であった。 私は、これは資源の乏しい条件が良い方向に向かった典型例であると思っている 物が取れないから、リサイクル、また綺麗な水で身を清める習慣が民俗背景として 綺麗な町をつくりあげた、紙で鼻をかんだりトイレのあとに紙で拭くなどというのは 世界でも珍しいことだったのだ。 また、物資の少なさは技術の革新を促す、日本の戦前の軍事技術もそうだし 戦後の省エネ産業の隆盛は我が国の十八番事業なのだ。 無ければ無いで、考えるのが日本人、少しくらい生活レベルを落としても、 不便になっても、生きていればそれでOKというおおらかで朗らかな精神を 持っているのが日本人。 昨日マーカイさんは、千葉県松戸市の市立新松戸南小で「もったいない教室」を 開いた、この学校は、缶のプルタブを集めて車椅子を購入したり 給食を残さない運動をしているそうだ。 日本という魅力に惹かれる人々が世界に我が国を紹介していく、 その前に住んでいる本家本元の私たちが日本の素晴らしさを世界に発信していきたいものだ。 そして、自国の良さ(素晴らしい点)を積極的に理解し、忘れてしまった心を 取り戻す土壌を常につくっていくことが大切なのかもしれない。 ↑ ↑ メディアの取り上げ方が小さすぎます、クリックをお願いします。 一 夢 庵 風 流 日 記 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年10月11日 18時00分48秒
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