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今回は、会計のお話です。
トレードの世界であればいざ知らず、ファンダメンタルズ投資の世界であれば、会計の知識はある程度は必須だと思います。 ファンダメンタルズ投資を実施するのであれば、企業の実態を知っておく必要があります。その企業の実態を知るにあたって、ビジネスモデルはもちろんのこと、会計の知識も不可欠になってきます。 「高度な専門知識がどのくらい必要であるか?」 については程度問題ではあるものの、やはり、財産状態や経営成績がある程度は把握できるための必要最低限というくらいは必要です。 そんな会計ですが、私も最初はとっつきにくかったものです。投資の世界とは無関係に簿記の勉強を手がけたときの話ですが、 (借方)と(貸方) がどのようになっているかが分からなかったものです。 投資の世界を知るためには会計の知識は不可欠ですし、そのための基礎となる簿記は知っておいて損はないと思うのですが、かといって、いきなり簿記(例えば、日商の3級)から始めると、仕訳の形を暗記することはできても、それが何を表すのかが理解できなかったものです。 幸いにも、ファンダメンタルズ投資を始めるようになって、「企業を見る」という視点に立ったとき、何かが見えてきたといったというのが正直なところです。 これは余談ですが、私が会計(および、複式簿記)の本質が飛躍的に分かるようになったきっかけは、 「資産と費用は借方仲間」 「負債と資本と収益は貸方仲間」 ということが分かったことでしょうか? これは、「資産には財産的裏づけという側面がある一方で、将来の費用という側面もある」ということです。負債と資本と収益についても同様です。 はあ? 何のことかよく分からない? まあ、これは徐々に慣れてくるものだと思いますので・・・。 ここで一例を挙げると、 *貸借対照表の棚卸資産(資産)と損益計算書の売上原価(費用)の関係 *貸借対照表の有形固定資産(資産)と損益計算書の減価償却費(費用)の関係 *貸借対照表の前受金(負債)と損益計算書の売上高(収益)の関係 などでしょうか? 棚卸資産の場合、 「会計方針の変更などの事由によって、棚卸資産の計上方法が変わると、売上原価の計上方法も変わる。」 というようなことが見えてくれば、財務諸表を見るスキルがアップするのではないかと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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