アイ・エス・ビーの自社株買い決議/livedoorファイナンスのススメ
今回の日記は2本立てです。1.アイ・エス・ビーの自社株買い決議私が保有している銘柄の一つである「9702 アイ・エス・ビー」が6月2日に取締役会を開き、自社株買いの決議をしました。決議内容は以下のとおりです。実施期間:2005年6月3日~2005年11月30日購入額上限:200,000,000円購入株数上限:160,000株(発行済み株数の3.54%)<参考>発行済み株数:4,521,000株6月2日時点での自己株式:124,311(発行済み株数の2.75%)今回の決議で会社側が想定している平均購入単価は、1250円となります。(200,000,000÷160,000株=1,250円)4月21日に第一四半期決算時に業績の上方修正をして、それに対して市場参加者の反応がやや鈍いのではないかと考えたこと、および、中間期にも業績の上方修正をする可能性があるのではないかと考えたこと、から5月の始めに購入したのですが、ここに来て自社株買いの決議を行ってきました。ストックオプションの見合いとしての自社株買い購入らしく、純粋に市場の発行済み株数を減らす目的ではないようですが、中間決算期が6月で決算発表は7月ですから、そんな時期に行うストックオプション見合いの自社株買い決議は上方修正などを仕掛けるための布石ではないかとも考えられます。この情報は6月2日の場が引けた後のものですが、私はこの情報に気づいたのは6月9日の引け間際でした。情報のフォローが甘く、大失態を犯したと言わざるを得ません。情報を即座に入手していれば6月3日に1080円で買えたのですが、結局は6月9日の引け間際に1120円で買い増しすることにしました。この投資が上手くいくためのポイントは「決議どおりに自社株買いを実施するか?」「実際に上方修正が行われるか?」の2点だと思いますが、これについては7月中旬までのお楽しみです。2.livedoorファイナンスのススメある投資家から「livedoorファイナンスは使える」という情報を得ました。文字どおり「YAHOOファイナンス」のライブドア版ですが、YAHOOファイナンスよりも投資情報が充実しています。livedoorファイナンスから提供されている投資情報でYAHOOファイナンスにはない機能として、以下のようなものがあります。(1)ファンダメンタル関連*開示情報:企業が証券取引所に発表する開示情報が確認できます。*プレスリリース:企業が開示しているプレスリリースが確認できます。*株式分析:アナリストレーティングはもちろんのこと、最大で2期先のアナリスト予想利益(コンセンサス予想)やアナリストレポートをベースとした目標株価が確認できます。機関投資家の世界では比較的有名な「アイフィス(IFIS)ジャパン」という情報ベンダーから情報が提供されています。(2)テクニカル関連*信用残高:制度信用のみならず、一般信用の残高の推移も確認できます。livedoorファイナンスは、YAHOOファイナンスと比べると後発組であることから、今まではその先入観から見ることすらなかったのですが、これを見ると、YAHOOファイナンスが逆に不要かも知れないと思うようになりました。<参考>livedoorファイナンスのHPhttp://finance.livedoor.com/今日の言葉:「割安企業が発表する自社株買いは、経営者のポジショントークのようなものである。」P.S.livedoorファイナンスには「9702 アイ・エス・ビー」の自社株買いの決議も掲載されていました。今後は、YAHOOファイナンスではなくlivedoorファイナンスを重点的にフォローしたいと思います。