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『印度式』生活

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2006.05.26
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カテゴリ:槇原敬之さん
どーん、長文消滅…(泣)接続調子悪い。

26日は槇原敬之さんのライブでした。
ほとんど寝てません。いつもこうなんですが、心臓がばくばくして寝付けないんです。
却ってハイテンションになって、ライブ終了後に燃え尽きる感じです(さっき燃え尽きたのにまた書いてるところ見ると余力あり?)。
そんなこんなで、会場外観写真とかも撮り忘れ。レポートになるんかなぁ。

基本的に、岡山限定のネタバレ以外はしないつもりです。これから参加される方で、セットリストなどをお知りになりたい方は、ネタバレ掲示板等をご活用下さい。
私も当日までサプライズは取って置きたい方です。うっかり見たブログで曲順とか知ってしまうとちと悲しいものが…。

ええと、まずグッズですが、これはテレフォンインフォメーションでも言っていたのですが、1時間前から販売が始まってたみたいです。私は都合で開場時間ぎりぎりに到着したのですが、売り切れが結構あったので、お目当てがある方はご都合がつけばお早めの会場入りをお薦めします。
あと、これは会場の規模にもよるでしょうが、トイレもえらいことになります。
私の友人は男性用に飛び込んでしまって、後から女性陣がどっと追っかけてきたとか(笑)

岡山県では通常、J-POP系は倉敷市民会館が利用されることが多いのですが、今回は岡山市民会館でした。キャパは2/3弱くらい?
なんと岡山市でのライブは11年振り(PHARMASYツアー以来)だそうです。
同行の友人は、この11年前のライブに行ったそうな。当時高校3年。曰く、
「11年前のことちゃんと思い出せるいうのも怖ぇよなぁ~」…って私当時20歳(泣)。大学で暇な時期だったはずなのになにやってたんだろ。
「ライブやこいうような華やかな場所に私ゃ縁はねぇんじゃろなぁ」とか思い込んでいたような。

それでも、ファンクラブに入り、復帰コンサートから数えて6回目の参加。
今回も、下町のコンセプトが独特のセンスで再現されていました。
食べて、寝て、笑って、泣いて、眠る。身近に溢れる生活。生も死も決して特殊なことや諦めではなく、日常で、それが優しさと強さで包まれている、そんな街。
私は泣いたり笑ったり歌ったり体を動かしたりしながら、その街と一体化していきました。

個人的な事ですが、私はディズニーランドでいまひとつ幸せになりきれない人間です。非日常の夢の世界に酔う前に孤独を感じてしまうのです。
ライブもある意味「非日常」です。しかし、うたい、奏でているのはフィクションではない生身の人間で、だからこそ私は感動し、楽しんでいる今の自分の想いを伝えたいと思うのです。
家で一人でいるときより素直に泣き、声を上げて笑い、手を打ち、口パクで歌詞を追い、踊る…。

彼のライブに行き、沢山のひとに囲まれている彼を見ていることは心和む光景でもあり、一方で「みんなの彼」であることを思い知らされるところもあり、ステージと客席の埋められない距離を改めて感じさせられてしまうところもあります。
嬉しさと懐かしさと切なさがないまぜになって、涙がせきあげてきて息苦しくなるような、そのまとまらない気持ちを、それでもなんとか表現して届けたいと願ってしまいます。
とてもとても難しいと知っていながら、そうせずにいられないのです。

それでも、「岡山、楽しいね!近いよね!」
「みんなかわいいよね。みんなの楽しそうな笑顔を見るのが僕の生きがいです。ありがとう」
「また来るから、また来て下さいね!」
(他にも素敵な言葉が…でもきっと他の場所でも言って下さるはず。マドロス槇原(笑)お楽しみに!)
なんて言葉を聞くと、幸せの種火をもらった気持ちになります。

何のために生きているのかと、傲慢に鬱々と過ごした日々もありました。
「親を見送るのが嫌だから、先に逝かせて欲しい」と、一番言ってはいけない言葉を親に向かって放ってしまったことさえあります。
彼が汗を流してうたう中、私は親の悲しそうな背中と、いつか親を送る自分の姿をぼんやりと思い描きます。支離滅裂な言動に戸惑い去っていった友や恋人の背中を思います。そしてただ涙を流します。
手を打って笑い声をあげたり、大好きなひとの名を大声で呼んだり、毎日聴いて涙ぐんでいたうたに耳を澄ましたり、手を振ったり…。3時間余のうちに、これほど感情が子供のように澄んでくる経験はなかなかないような気がします。

心が荒れて、蹴ったり殴ったりしていた扉の鍵を一本ずつ渡されているようで。
その扉の向こうに、希望があると信じながら、小さな種火を両手で守っていられるのは、やはり彼のお蔭なのかも知れません。

そうそう、岡山限定のネタバレを少し。
今回珍しく香川公演がなかったせいか、香川御出身のギターの小倉博和さんのお母様が会場にいらしていました。(これはライブ中の槇原さんのトークで明らかに。それにしても小倉さん今日もギター炸裂!かっこよすぎです。他にもいろいろと芸達者な面が見られます。これまたお楽しみに♪)
もちろんライブ中はどちらにおられるかは判らなかったのです。
そして、ライブ終了後、私はこの歳にして初めて「出待ち」を経験しました。
雨の中(ライブ前にはほぼ止んでいた雨。「日頃の行いがいい!とか言うて終わって出たらどしゃぶりやったりして(笑)」と槇原さんにツッコまれていた通り…)、友達の傘に肩をすぼめて入れてもらいながら、しばし待機。ワゴン型のタクシー2台とハイヤー(?)がスタンバイして、少ししてまず小倉さんとお母様が出てこられて、お母様はハイヤーで先にご出発。小倉さんはまた会場へ。
さらにしばらくすると、メンバーの方が次々と出てこられて、待っていた20人ほどの人たちの控えめな「お疲れ様です」に送られてワゴンへ。
そして最後にハンチングと黒のセーター(?)とグレーのパンツの槇原さんが一瞬現れて、笑顔で手を振って車に消えていきました…。終始呆然。
どうせなら、と誘ってくれた友人に感謝!です。
雨にそぼ濡れても、心は温かい夜でした。
お疲れのところごめんなさい。笑顔を見せて下さってありがとうございました。

うわ!書き直したら完全に夜が明けた…。
今回ツアーには残念ながら参加できない、という方も、7月にCSのTBSチャンネルで東京公演の模様が放送され、9月にはDVDも発売だそうですので、お楽しみに…。
それまで思い出を反芻していようかなぁ…。

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↑予習にお薦めの二枚。他にもあるけど内緒です(笑)





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Last updated  2006.05.27 07:40:40
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