『印度式』生活

春先から「今年は料理！」と騒いでいる割にはなかなか取り掛かれずにいた私。
本日ようやく新カテゴリ誕生～！

正確には、「一人暮らしもどき」みたいな時期に少しだけ自炊をしたことがあるのだけど、孤独に負けてあっという間に挫折してしまったので、料理については限りなく初心者に近い。
自宅では母が私を厨房に立ち入らせないので(私は♀なので、単に母の性癖の問題…)、別宅に出かけて練習することに。
そんなわけで、毎日とはいかないけど、基本からぼちぼち挑戦の予定。
皆様、温かく見守ってくださいね(汗)

今日の母からの指令は「ええ材料使うて美味しい肉じゃが！」
ちなみに「肉じゃがじゃが」は岡山弁で例文によくなるもので「肉じゃがじゃないの」って感じ。
母にはデパ地下惣菜でも所によってはけちょんけちょんにされるので、かなりのプレッシャー。
「量はちょっとでええ、いい食材を使やぁ食べられるけぇ、材料はケチられなよ！」

…食材調達は天満屋(地元百貨店)に決定。
父と二人、かなり挙動不審になりながら、地下の食材売り場をうろうろ。
じゃがいも、玉ねぎ、つきこんにゃくをカゴに恐る恐る放り込み、いよいよ肉売り場へ。
かなりテンパっているので、出来れば人に接さずにパックを手にしてレジを済ませたいのに、父が
「奥にケース入りがあるが」
などと言い出すので、そちらへ向かったのが運のつき。
『松阪牛切り落とし　１００ｇ￥８４０』
「これはどんなんで？」
肉をなかなか食べないうちの父。母には「総菜屋の肉じゃがには肉が少ねぇし、お父さんが食べられるような肉がねぇんよ。とにかくお父さんに肉を食べさせて」とも言われている。父がこれが気に入ったのならそれを優先するしかないか。
「すみません、これ、２００ｇで」←しかも母のリクエストでレシピの倍(汗)
チーン
食材しめて￥２１００。もはや肉じゃがじゃねーがな…。

帰ってからドタバタと準備。新品のグローバル包丁とダイキョー抗菌まないたで材料を剥いたり切ったり。ついでに指も切る(笑)、皿を洗えば手を滑らせて欠ける。ネタみたいな初心者ぶりを遺憾なく発揮しつつ、道具と材料だけは贅沢に、ティファールのＩＨインジニオブラックの鍋を使って完成したのがこちら。



これで半分、残りは母へのお持ち帰り…(それが怖い)。
あとで気付いたけど、肉だけレシピから増やして、調味料の分量はそのまま…。
でも、出来立てを食べると
「ぅんまぁ～い！」
じゃがいもほこほこ、玉ねぎとろり、こんにゃくもいい歯応え、肉もやわらか…。
食べ物への文句が多い父にも好評。ただし、この人は単なる偏食なので真価は母に委ねられる。
「今まで惣菜で痛い目遭うとるから、これでお母さんがどういうかじゃな」と父。

パックに詰めて持って帰り、「レンジであっためて…」等と言いつつ恐る恐る様子を見ていると、パックから直に味見して
「美味しい！これは美味しいわぁ！肉がええ！味もこれくれぇが私好きよ。久々にこんな美味しいの食べた！」
と一気に全部食べ終わってしまった。
私は大満足して、結構感動した。
母には惣菜選びで泣かされた経験が多いので、持ち帰ったおかずを手放しで喜ばれた記憶があまりない。
材料が私の腕に比べて不相応にいいのだから、どう失敗しても美味しくなると言われればそれまでだけれど、母がそれ一品でもう他はいらないというくらい喜んでくれたので、奮発した甲斐ありかもしれない。しかも自分で作ったのだから、なおのことだ。
ぴょんぴょん跳ねてガッツポーズなんて、久々にしたような(恥)

肉じゃがでそこまで(高い！盛り上がりすぎ！)…と、毎日のお台所を預かる皆様からのドン引きが予想されますが、ともかく初めてなので何卒ご容赦を…。
ちょっとずつレパートリーが増えるといいなぁ。

IHクッキングマスターレシピ

↑レシピはこちらから。ＩＨならではの注意点など、参考になります。
カロリー表示があるとなおいいんだけどなぁ。
ちなみに今回は豚バラの代わりに牛切り落とし、砂糖の代わりにラカントを使用して全量１０４４ｋｃａｌを三人で分けて、私が食べたのは約１／４でした。



↑調理用具も少しずつご紹介。こちらは包丁。友人の薦めで楽天にて購入。切れ味抜群、お手入れも楽。いい買い物でした～！(というかまだ買い物レビュー書いてなかった気が…)