『印度式』生活

伊勢屋本店　姫路名産　火打焼
販売者：株式会社伊勢屋本店
山陽百貨店にて購入　４個入り　４７２円

例によって例のごとく、「お出かけするとお土産＆自分にご褒美モードに入ってタガが外れる」の法則に嵌り、ブランドのクリアランスセールを尻目に、播磨銘菓コーナーへ。

モロゾフでプリンを買い、どこか忘れたけど、フルーツアイスを買い、てきぱきお買い物を終了した友人とは対照的に、私は優柔不断にあっちをうろうろ、こっちでもたもた。
結局、生ものは難しいし、どこでもあるものは無理に買わなくても、といろいろ迷った挙句、前回姫路に来たときに友人にお薦めされた伊勢屋本店に今度もお世話になることに。

ここは「玉椿」という、ピンク色の求肥に白餡を包んだものが多分一番有名で、前回はそれと「汐路」という塩饅頭の詰め合わせと、「花祥月」というクッキーバタークリームサンドを買って帰ったのだけど、個人的に一番美味しかったのが「汐路」だった。
というわけで、今回はそれを１０個入りで、と頼んで、ふとショーケースの上を見ると、この焼餅が。
「これはどういうのですか？」
「こちらは漉し餡を求肥で包んだものでして、今日いっぱい○×△※＄…」
「じゃ、それも」
タガが外れているので、ヒアリングも適当極まりない。

帰ったのも午前様なので、母に渡して寝てしまったのだが、翌日母が言うには
「賞味期限が昨日いっぱいじゃったみたいよ。」
…そこを聞き逃したわけね(泣)。母、続けて曰く
「もう三つ食べたから残り一個じゃけど。」
ハイハイ、そんなこったろうと思ってました。
一応、箱の中の説明書を見てみると
「お買い上げ当日に食べきれなかった火打焼はオーブン等で２～３分程、焼いて、焼きたてをご賞味下さい」
とある。おお、焼けばいいのね。
以前、ヤマザキのランチパックのきなこもちを温めて、中の餅がでろでろに溶けたことがあるので、オーブントースターの前に仁王立ちになって、不穏な空気があればすぐ救出する態勢を取って、タイマーをひねる。
見ていても、膨れるわけでも溶けるわけでもなく、静かに３分経過。

「なんか、期限過ぎとったら焼きゃあええらしいわ～。おかん、半分食べる？」
「食べる」

…食べるんかい！

齧ってみると、表面の薄い餅の一部が微かにサクっとして、中の餡はほのかに温かく、柔らかい部分の餅と絡んで甘過ぎず上品な味わい。
原材料は「餅粉・小豆・砂糖・水飴」。
その昔、姫路城下の紋日に、街道筋で子供達や旅人相手に売られていた焼餅なのだそうで、庶民の味なのだろうけれど、老舗の振る舞い菓子という感じで、なかなか滋味深い…。

などとごしゃごしゃ考えているうちに、半分なくなって、終了(泣)。
あんまりあてにならないけど、私の試算では１個４５ｇ９３ｋｃａｌということに。

昔は餡子より、ポテチとアーモンドチョコとかが圧倒的に好きだったのに(だから太るわけだけど)、自分で和菓子を選ぶようになっているあたり、歳を感じる今日この頃でございます。

播磨のかりんとう470g　箱詰合せ

↑残念ながら、楽天には伊勢屋さんは見当たらないですねぇ。
姫路つながりで、かりんとうにしてみました。