つれづれ日記

港を離れ、車を少し走らせたところにある
沼津御用邸記念公園へ行きました。
（ここはばあちゃんのリクエスト）

沼津は大正天皇のご静養の地、
昭和天皇の御用邸でもあったそうです。

西附属邸と東附属邸があり、西附属邸は400円で見学できます。

さて西附属邸ですが
女官や侍従達の部屋の数や廊下の長さは凄いものがありますが、
実際にお使いになる部屋（御座所）は凄い広間かと思ったら
そうでもなく至ってシンプル。



廊下は二重にありますが。



この御用邸、庭も廊下や畳も
今でも皇族の方がお使いになるの？と思うくらい、
きれいで整備されています。

まるで留守を守っているかのよう。
仕分けされちゃったらどうしよう？？？



これは調理室。

木造家屋に火事は一番の恐怖。
その為、火を使う場所（調理室と湯沸し所）は不便でも御座所から一番遠くにあるんですよ。
お風呂のお湯はわざわざ遠くから桶に入れて運ぶんだそうです。
凄いですね！

ウチの子ども達、決してお行儀がいいわけじゃなく、かなりやんちゃですが
こう言う由緒ある建築物の見学、
音楽、美術鑑賞の仕方は親がキチンと教えたいと思います。

ちゃんと見所を教えれば、子どもも飽きることなく興味を持つと思うの。
そう言うところでは親って影で勉強が必要ですね。

私は雑学だけは結構知っているので
こう言うときに広く浅く色んなものに興味があって良かったと思っています。

子ども達もお勉強だけじゃなく、心の文化も育って欲しい。
文化遺産に自分の名前を落書きしちゃうようになっては困りますもの。
価値のわかる人間になって欲しい。

本邸は残念ながら沼津の空襲で焼けてしまったそうです。
写真から見ても立派な建物だったようですね。
残念です。

御用邸からの浜辺の眺めも素晴らしい。
静養するには最高の環境でしょうね。

今日はもう夕方に近かったので
見切れなかったのでまた来たいです。

散策の後は珈舎で余韻に浸ってください。