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三田のいのしし 見て歩き日記

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2009年06月20日
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カテゴリ:季節の話題

庭の道路側のヘンス沿いに1本のびわの木があります。樹齢15,6年?

たいした肥料もやらないのに毎年律儀にも沢山の実を付けてくれます。
小学校へ通う子供さんの他、犬の散歩などで歩道を歩かれるご近所の方々も色づいた枇杷のみを見て、オヤ・・・ぐらいな感覚で通り過ごされている事と思います。
枇杷の実
ひよどりがあまりつついていない実です。

6月と言えば麦秋、子供の頃は土佐の田舎で両親が田んぼに植えた麦を刈り取るころで
手伝いをした記憶があります。

不思議に子供の私が、真っ先に腰が痛くなって、痛い痛いとギャアギャアわめきながら道路の路肩にひっくり返って休み、本当はもっともっと苦痛に苛まれたであろう両親などが、ニコニコ、ニヤニヤしながら許してくれたように思います。

そんな道路端をいろいろな物売りが通りかかりますが、枇杷は盆地の我が郷里にては出来ず、海岸端の作物だったのでしょうね。

私がねだったからか、何かの拍子にその枇杷の実を買ってもらい食べたらしい。
やたら中の種が大きいのでへいこうしたことでした。

無理に覚えた事でもありませんが、6月と言えば梅雨と共に麦秋、麦秋と言えば枇杷の実がセットになって思い出されます。

チョット余談を語れば、麦を刈り終えた田んぼはすぐに耕してそこへ最晩稲を植えますがこうして麦を刈り終え、稲を全ての田んぼに植え終わると、農作業も1段落で両親達は少しは骨休めが出来たことだろう。

小津安二郎監督と映画 麦秋(1951年 昭和26年) 

麦秋と言えば映画 麦秋、麦秋の映画といえば庭先の縁側で笠智衆さんと向かい合う原節子さんの場面だけが思い出されます。

1951年と言えば私が16歳だったし、お金、お小遣いでその頃映画を見に行けたかとと言う事には関係なく、地方の農村にはまだまだ映画がそんなに潤沢に廻ってこなかったと思うので、2回目、3回目の上映の際に見せてもらったかもしれない。

兎も角、6月と言えば麦秋、麦秋と言えば枇杷がセットになっている思いではこれからもずっと続いていく事でしょうね。

庭に枇杷の木があるからなおさらです。

枇杷の実-2
だいぶひよどりにつつかれた感じの跡が見られる枇杷の実

これまでは、家にいついている感じのひよどりの餌になる事を納得して食べられるままに放置してきましたが、来年は1部でも袋掛けしてどの程度綺麗に稔るかためしてみようかと妻と思いつき話をしたことでした。






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最終更新日  2009年06月20日 15時08分21秒
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