4月22日(木) 東京 激しい雨と風
秋田の角館と青森県弘前市の桜見物に出かける途中で、時間の調整を兼ねて東京で時間を過ごしました。
これまで、家人が念願であった巣鴨のとげ抜き地蔵尊と地元商店街のそぞろ歩きの為途中下車致しました。
フルム-ン切符はその点全く楽で、すいすいと駅を通過できるんですね。
私自身は、昭和30年代から昭和60年代までに数回東京で勤務致しましたからこの高岩寺やとげぬき地蔵尊については、触れこそしなかったものの、多くの女性達がタワシでゴシゴシとこする姿を見てきました。
理屈を言えば、昔私が見た記憶の有るお地蔵様は、磨り減って小さな姿でありましたが石のお地蔵様でした。
今回こんな形で写真に写して見ますと、それなりに大きな姿になっておりましたし、材質も変わり、布きれでさわる接し方に変化しているのでしょうね。
(石造でしたらお許し願います)
また、昔は自然の並び方だったと思いますが、今では支柱とくさりで整列しやすい現場でした。
家内は初めてと有って興味深いものがあったと思います。
今回は残念ながらこの雨と強風には勝てず数人が並んで順番を待っている状態で、平素大勢が並ぶであろう有様を見てもらう事は出来ませんでした。
交替でお地蔵様のお体に触れる信者
個人的な印象としては、昔の小さな石の像の方がご利益を感じましたね。
長い間家族を護って働いて来、子供を生み育てた結果、痛む体のあちこち、それをこの石造に思いを託して、ゴシゴシ洗う姿を誰が笑えるのでしょうか。
あの固い石が磨り減りましたからね。
この高岩寺と言うお寺さんのお名前よりかとげ抜き地蔵尊の方が高名かと思いますが、高齢の女性達が商店街を散策しながらこのお地蔵様に参拝する為にこの巣鴨に来る事は、同時に楽しみでもあって商店街もそれに対応したやり取りの雰囲気を大切にされております。
元祖塩大福の店で早速お買い上げの家人
全く少ない通行人の中でもこのお店で塩大福を買い求めている方が数人いたので、やはり評判どおりのお店でした。
私など頭の回りが悪いので角館・弘前へ行くまで気が付きませんでしたが、ここで購入した塩大福とおはぎは、そこでのおやつ用となりました。
女性の深慮遠謀は偉大なり??
余談はさて置き、雨と風があまりにも強くて、この街をゆっくり味わう事ができませんでしたので早々に引き上げましたが、JR巣鴨駅の前には岡山が本店の美味しいパン屋さんのサンマルクスの喫茶と売店がありましたので、雨でぬれた体を休めるべくこのお店に入り一休みしました。
(神戸や三田と神戸の境など多数の店あり、我家も利用中)
今回の旅では東京そのものの観光はここだけでしたから残念な結果となりました。
浅草とも一味違う巣鴨の姿を良いお天気にもとで見せたかったのに。