4009652 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

三田のいのしし 見て歩き日記

三田のいのしし 見て歩き日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

さんだのいのしし

さんだのいのしし

カテゴリ

コメント新着

ななちゃん@ Re:名前の分からない黄色い5弁の花について(05/23) コナスビではないでしょうか
ななちゃん@ Re:名前の分からない黄色い5弁の花について(05/23) コナスビではないでしょうか
青木 考@ Re:睡蓮の花とネナシカズラの話です。(09/14) ブログ主様、 (ニホン)ネナシカズラが生え…
く~ちゃん@ 心配してました 長らく更新されなかったので、心配してま…

フリーページ

お気に入りブログ

茄子を撤収👋 New! グランパ3255さん

「しろうと自然科学… しろうと自然科学者さん

山野草 則利写真館 のりちゃん4752さん
猫のひたい nemuricoさん
路上観察 タマ君1144さん

カレンダー

ニューストピックス

2010年05月13日
XML
カテゴリ:観光・旅行

算額
算額
三田市藍本 酒滴神社に掲げられている算額

ご記憶の良い方は思い出される事と思いますが、さる4月11日(日)三田市主催のさくら回廊ウオ-キングに参加して、最初の出会いが酒滴神社の狛犬の撮影でした。
その際、山門に掛かっている額の事について会話しておられたお二人の内容に驚き、この算額を発見するに至った経緯をこのブログでも紹介させて頂きました。
そのときの紹介の言葉として、「扁額」 を選びました。

そのことが気になって、江戸時代の和算に詳しい小説の再読を計画して、現在3冊目を読み終えた所であります。
1. 算聖伝          鳴海 風著 算聖と言われた関孝和の伝記風小説。
2. 円周率を計算した男  鳴海 風著 
3. ラランデの星       鳴海 風著

これ等の著作を通じまして分ったことは、神社・仏閣などに掲げられた数学の回答額は、正しくは”算額”でした。
扁額は、室内、門戸などに掲げる横長の額(辞書 国語辞典より)で、私流に広く解釈いたしますと、算額もその範囲の中へ入りそうですね。

元へ戻って、算額とはどんなものであったか。
鳴海 風著 小説「算子塚」から抜粋
  ・・・
    「いや。この帳面には、算題と天元術を用いた答術の記録がある」
   おっという顔をしたのは、今度は安明の方だった。
   ・・・
  難問が解けると、問題の図形と回答を絵馬にして神社に奉納する。それが算額である
  この時代、算額は名の通った神社なら、ひとつやふたつ必ずあった。


  以下省略させてもらいました。
  老中田沼意次の時代、数学の得意な神谷定令と会田安明が初めて出会って会話をし
    ている場面の紹介です。

  算額というものの意味が都合よく紹介されている場面であり、引用させて頂きました
    が、この小説の見方をお借りいたしますと、三田藩にも和算に明るい者がいたこと
  酒滴神社がその解等を掲げるにふさわしい神社を意味している。
  そんな風に理解できました。

ウオ-キングの出だしで、雨の中思いがけない算額との出会いに関して、扁額と表現したことが気になっておりましたので、ここで修正させて頂きました。

尚、1ヶ月ほど前にNHKのテレビで、和算を習う地方の風景と江戸から回遊して和算を教える男のやり取りを劇にしたものが放映されました。
その一部にも和算の解き方などが見えておりました。
この事から考えますと、和算と算額に関して全日本的に関心が高まっているかもしれませんね。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010年05月13日 21時59分30秒
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X