先日あるテレビで、「買い物弱者」について特集があった。
その例として、東京の豊島区池袋あたりのある街で、商店街が消えてしまい、お年寄りなど交通手段を持たない人が買い物に困っている姿を報道していた。
こんなに人の多い街で自分の力では買い物ができない=「買い物弱者」が存在している・・・を印象づけた番組でした。
報道の詳細は忘れてしまいましたが、以下の如きことでした。
1. お年寄りだけでなく自分の足で用が足せない人々には、遠距離に大規模店舗が
あっても買い物ができない。
足元の昔なじみの店もなくなった。
池袋界隈のある街を例にしてその厳しいたたずまいが報道された。
2. クロネコヤマトが、今、福島県下である実験をしている。
一定の場所に野菜など買い物の候補を表示した画面を設置して置き、買い物をする
主婦がその中から特定の商品を選択して打ち込むと、夕方までにクロネコヤマトが
届ける。
そんな仕組みの実験でした。
ひょっとしたら将来クロネコヤマトに巨大な商権が生まれるかもしれない・・・
この報道に対して、我が家やこの街の如く最初からお店がほとんど皆無の新興住宅(約850戸)でも似たような問題が起きているのではないか?
この事は我が家の姿からも、非常に強い印象を受けました。
1. 私は75歳で無免許、家内もある年代ですが、車で買い物に行ける楽しみを持ってい
たのにある事情から車による買い物が出来なくなった。
"買い物弱者"一家の仲間入り間近を体験しつつある現状です。
2. 一時期私が自転車である量販店へ買い物に行きましたが家内の如くはいきません。
極端なことを言えば、買い物をして食べていく事だけでいえば何とかなります。
3. しかしながら、家内は買い物に出かけることで果たせたストレス解消など、買い物に
でかけることに付随するもろもろの元気さを得られません。
4. この家の場合、どうやってその悩みの解消を図りつつあるか。
現在は、市内にあるダイエ-へ夫婦でバスで出かけて買い物をして、それをダイエ-
の配達便で家へ届けてもらう仕組みに加入しました。
クイック配達便 ある一定金額以上の購入により。
保冷箱と普通箱の2種類がある。夕方までに配達されます。
我が家は最近の利用ですが、かなりの利用者が居て、今後ますます増加が予想され
ます。
我が家のメリット
買い物に細かく目が届き、家内のストレス?解消にも貢献、車による自主生活とは
違って来たものの生活が再び軌道に乗った。
そんなことをしなくても、すでに注文品を配達する仕組みはあるのにそれで駄目ですか?
(この界隈だと例「ナダコ-プ」)
こんな疑問を呈する方もいるでしょうね
1. 主婦それぞれの感覚で、合う合わないがあり、我が家の場合は合わなかった。
2. 体を動かして出かけることが可能であれば、出かけるほうが健康につながり
商品のある現場で手に触れて選択できるところに満足が生まれる。
3. この友が丘町でもバスで買い物に行き、帰りは重いのでタクシ-を利用している
例もあります。
ご主人が買い物できませんか・・・こんな疑問を呈する方もいそうですね。
実は市内のマックスバリュ-ってお店へ私"さんだのいのしし"も時々買い物にいってお
ります。
その際、店内で同年齢の男性が買い物をしている姿を数多く目にします。
おそらく日本国内どこでもこんな姿が普通に見られそうです。
男性の元気さにプラスすることが多いでしょうね。
家族の全てが買い物に出られなくなったらどうするか・・・テレビの問題提起も究極はここにあるわけですが。
高年齢になるとパ-キンソン病など体の動きが買い物に向かない方も増加し、その他の
不具合を合わせて一つの家族として買い物が出来ない状態になったとき、行政などの
支援のみなず、住民自体が何らかの意思で必要なものを日々手に入れることができる
そんな選択肢がもっと多様化し、顕在化することが求められている。
テレビでちょっと見せて頂いたクロネコヤマトの実験の全貌がわかりませんが、
いろいろな企業にも参画いただいて、住民の選択肢の拡大が実現してほしい。
そんなことを示唆した報道であったと思います。