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テーマ:本のある暮らし(3316)
カテゴリ:観光・旅行
まず、弘兼氏について漫画 「取締役 島耕作」 の作者だそうだ。 この漫画は、現在(2004年頃)、中国の上海に「取締役 島耕作」氏が駐在して物語が 展開するスト-り-だそうだ。 (〇〇〇島耕作・・・云々の漫画が劇化されテレビでも放映されて有名な作家だとおもいま す。)
上海に出かけたり調べている段階で感じたことをこの本で読者へ提供したと思われます。
を伸ばしているのではないか。 そんな風に想像しておりましたが、2004年の初出のようですからこの点は考えないほう がよさそうです。
上海人・・・ 本音で語る。例:夫婦喧嘩も家の表へ出てバンバン本音で言い合う。 自分本位を貫く。だからこそ自分の身内、友人・知人達との付き合い 方は篤い。 こんな差異をいろいろ例証を挙げておられます。 ご興味をお持ちの方は、この本をお読み願います。
この著書で表現されている"自分本位の中国人"と言うことから尖閣諸島問題でも 無関心かと言うと、まるで国が一丸となって集団で日本に圧力を掛けてくる態度に はすざましい物がありましたね。(私) この辺はこの作者が感じられた中国、上海人の印象と大変かけ離れているように思われ ますが、どのように理解したらよいでしょうか。
それは「白居易」の詩 「酒に対す」の紹介です。 蝸牛角上争何事 蝸牛角上何事かを争う 石火光中寄此身 石火光中この身を寄す 隋富髄貧且歓楽 富めるまま貧しきままにしばらく歓楽せよ 不開口笑是癡人 口を開きて笑わざるは是癡人(ちじん)なり 石から飛び出る火花の如き短い人生なのに、カタツムリの角の上の如き狭い空間で、 くよくよ考えたり争ったりするなんてつまらない、つまらない。 酒でも飲んで楽しく生きようよ!
著者の考え方・・・自分本位の中国人の中に潜む?おおらかさを感じて・・・ 私 私がサラリ-マン時代、先輩から「企業で生き抜くのにはこのような心境を維持しな いとやっていけいよ」と,酒席で度々聞かされている内に、特に、この詩の前半の 2行が好きになり、今もその思いが続いているからです。 痴人=癡人 いずれもチジンと読む。 癡は愚かの意。しれもの。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年10月14日 19時50分12秒
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