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カテゴリ:観光・旅行
世の中が騒がしいために秋の季節をゆったりと味わう事ができない世相でありますね。 それでも三田の市内を武庫川沿いに自転車を走らせるとススキの穂もそこいらに見えて おり、葛花は峠を越えましたから立派に秋の最中でしょうね。 ここは山上憶良の 【秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七種の花】 【萩の花尾花葛花瞿麦の花女郎花また藤袴朝貌の花】 に従って写真を並べてみます。
萩の一枝 尾 花 少し元気がよすぎる?尾花 まだ元気盛りの尾花で秋の風情といえるかどうか 葛 花 葛の花 瞿麦(ナデシコ)の花 ナデシコの花 女郎花(オミナエシ) 女郎花 私事で申し訳ありませんが、この女郎花の花の写真は前にお借りしたものであります。 毎年秋になると市内を走り回る際に眼をキョロキョロさせて、女郎花の花を探しております が、近年お目にかかる機会がなくて残念至極であります。 萩の花、尾花(ススキ)、葛花、ナデシコなどは現在でもごく普通に見られますが、 女郎花は市中の花壇や個人のご家庭で近年栽培される機会が減っているように推察 いたしております。 藤 袴(フジバカマ) 藤袴の花 この花も山上憶良の奈良時代には野原で自然に目に付いたことでしょうが、近年あまり 愛好されないのか栽培されているのを見つけるのに苦労致しました。 偶然同じこの友が丘の市道の縁に数株花を咲かせているのに出会い、びっくりしました。 今年もそこそこに咲いております。 色は紫の花ですが、株の姿は女郎花に似ているように思います。 朝顔(朝貌)の花 3代ありそうです。 1. 山上憶良の時代 キキョウ 2. 中世など、但しあまり正確の資料を知りませんが。 ムクゲ ムクゲは韓国の国の花でもあるようですが、芙蓉などと並んで朝から1日花として綺麗 に咲いてくれます。 3. 現 代 牽牛,牽牛子 ケンギュウ,ケンゴシ 牽牛は、辞書によれば牛を引く,或いは牛飼いの意とあり、またあさがおとあります。 新聞などで朝顔を牽牛子と表示し、ケンゴシと読ませていた物もあったように記憶して おります。 あり、キキョウが朝貌の名前を貰って居た頃に、牽牛はすでに中国から薬として来して いたようです。 大まかに言えば、江戸時代に世相が落ち着き、武士などがこの牽牛を愛好して、変わり 種などが普及するようんになりすっかり朝顔と言えば牽牛に落ち着いたものといろいろな 書き物に出ております。 今現在の秋の七草を選んだ場合、すっかり違った花になりそうですが、千年以上も前から 秋の七草と言えば花であり、この七つを伝えてきたのですから、これはこれで大事に語り 伝えたいものであります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年10月18日 16時35分47秒
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