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テーマ:生涯学習(293)
カテゴリ:観光・旅行
神社の建物に関して、いままでちぎっては投げ、ちぎっては投げの感じで 「斗?」「蟇股」「木鼻」・・・など 時々書いてまいりましたが、これから書く海老虹梁と虹梁もその材料に対する 命名に感心致しました。 同時に、【虹梁 こうりょう】は、専門資料によれば、文字通り虹(にじ)のごとく その上部が盛り上がっていても不思議がないのですが、神社巡りをしても"ほんの 少し盛り上がった梁(はり)が見られるだけでした。" どうやら、その「少し盛り上がった梁」が虹梁だと最近は納得しております。
☆ 海老虹梁(えびこうりょう) 文字通り海老がはねた姿にそっくりで、"うまい命名だねえ"と感心したく なります。 インタ-ネット検索などで拝見すると実に様々な海老虹梁がありました。
です。 高さの違う柱と柱をつなぐ役割のようです。 高さ約2mの小さな祠でも、木鼻、虹梁など神社建築が具備するであろう 技術で組み上げられた祠になっているので驚きです。 少なくとも、大原の大歳神社、西山の大歳神社などのご本殿は、この仕組 みがしっかりと組み込まれております。
☆ 虹梁(こうりょう) 【虹梁】 子供の頃から家の建築、改造などを通じて知っております【貫 ぬき】が 日本家屋に関して大変重要な役割を担い、今深刻な被害をこうむっている 地震と同じように昔から地震に悩まされて来た祖先達が苦心して工夫を 重ねてきた対策の一つが虹梁の仕組みであったと推測しております。 釘を使わない建築の中で、しっかり建物を保持する役割の大きさを果たし ている と思われます。 また、【虹梁】も同じような役割を担う中で、梁をわざわざ虹の如き形状に しているのは何故か、また、その虹梁の上には、様々な彫刻がなされてお りますがその意味は?。 このへんついては、いまだその疑問に答える資料がありませんが、貫が横 揺れ対策なら虹梁は、上部の重さの一切(?)を担う重要な梁かとも思われ ます。
の重さを支える必要があった・・・資料にありました。 1702年(元禄2年)宮崎県小林市から10万人以上の力で陸送し、船で都 奈良まで運んだとあります。
神社などで、虹梁と思われるものは、そこまでの重要性が分からないという のが正直なところです。 同時に、必ずと言って良いほど彫刻がされております所からは、やはり その重要性がうかがわれます。 素人が神社建築を眺めて、その良さと歴史を知るのには大きな限界がありますが 幸い神社を参拝される方で、このブログに興味を持たれましたらまず拝殿をご覧く ださい。 この拝殿の正面だけでも様々な興味が湧いてくると思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年04月10日 11時38分30秒
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