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三田のいのしし 見て歩き日記

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2011年04月26日
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テーマ:生涯学習(293)
カテゴリ:観光・旅行

三田市の典型的な民家は素晴らしい

大原の県道沿いにも三田らしい民家の数多く構えが見られます。

  三田の民家入母屋屋根の民家

日本の典型的な屋根の構造として、切妻造、入母屋造、寄棟造の三つが基本的で

あり、特殊な例として宝形造・八柱があるそうです。

入母屋見本入母屋造見本

 

寄棟見本寄棟見本

(以上の見本は【宮元健次著「日本の建築」】からコピ-させて頂きました。)
有難うございます。2011-04-27

今、神社・仏閣の建物について、知識を集めておりますが、なかなか難しいです。

その中でもこの入母屋屋根に関しても、本や資料を読んでも現実の建物で、これが入母

屋造であると認識するまでに時間がかかりました。

1軒の家で、屋根が四方から迫るものの、屋根の下に【切妻】があるのが【入母屋造】で

上の写真の例では屋根下の「白い破風」の部分がそれで、寄棟造は四方から屋根まで

そのままだそうです。

 ☆ 三田の民家はこの典型的な入母屋造の家を中心にして、土蔵の倉物置

    (のように見えるだけですが) の3軒で一つの家を構成しているようです

    もちろんもっと数多い構成の家もあるでしょう。

   屋敷が前の例典型的な民家の構え
このような立派な塀で囲まれている場合もあります。

 

 ☆  屋根上には神社建築で言う【千木】と同じ形状の物が並んでいる家もあります。

     単なる観察ですので、この【千木】状の物を置き民家と置かない民家の違いは

     わかりません。

 ☆  この入母屋屋根の民家の出入り口は【妻入り】のケ-スが多いように思われます

 ☆  入母屋造は、複雑で立派な構えなので格式のある建物に数多く利用されていると

     専門書にも見えておりますので、三田のこれらの民家も歴史がありそうですね。

     私たちがお借りしている家庭菜園がある「大原地区」には数多くの入母屋造の

     民家がみられますが、その歴史的背景についても今後知りたいと思っておりま

     す。    

私が自転車などで見て回った神社の場合、本殿は【春日造】や【流造】など、これまた

典型的なご本殿建築の様式だと思われますが、拝殿は一見構造が複雑で、広くて大きい

ので戸惑います。

しかしながら縫合的には【入母屋造】が元になっているのではないでしょうか。

 

京都市の民家で上の写真と同様の構造になっている民家の写真をNHKテレビ

【小さな旅】番組で拝見。

驚きました。しょんぼりびっくりびっくり

☆ 京都市右京区嵯峨越畑南ノ町

☆ NHK番組を見てからヒントを得て、インタ-ネット検索によりお借りした写真

   資料元: 京都市文化観光資源保存協会

         【京都の伝統民家と町屋】

         にて公表されている写真集からお借りしました。
   

   【越畑地区の民家

   京都の民家
   この写真の右側の茅葺の民家は、まさしく三田の民家をそっくりの形状・外観を

   呈しておりますね。

   この茅葺の上に金属の屋根を被せれば三田の民家と紹介しても何方も疑わないで

   しょうね。

   入母屋造妻入りの構えだと見受けます。

    尚、京都の民家の写真情報の中には、破風に【懸魚】と思われる物が吊り下げられ

   ている例もありました。

   【左京区久多地区の民家】

    京都・久多地区の民家破風に懸魚らしい物があります。
    右端の白壁土蔵の家の切妻破風をご覧願います。

    資料でも瓦葺になっているものの・・・と断り書きが示されておりますが、風格のあ

    る民家の構えに注目しています。

    江戸時代など建物にまで資格が追及されていた時代は、破風に懸魚を吊り下げる

    ことのできる民家は限られていた・・・建築の本に見えております。

    この御家の歴史が分かりませんが、参考までに。

三田の民家しか知らなかった時期には、どうしてこのような民家が生まれたのか不思議で

したが、NHK 【小さな旅】 京都市嵯峨越畑南ノ町の旅で民家が紹介されるに及んで

多くの意味で共通の民家が関西一円に現存されているらしいことが理解できました。

車を運転しない私が行動できる範囲は知れておりますが、出来るだけ広くこのような民家

を撮影してみたい気持ちが強くなりました。


   

  






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最終更新日  2011年05月07日 10時59分49秒
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