三田のいのしし　見て歩き日記

人間ドック入りの病院近くで珍しい祠に遭遇しました！

神戸市兵庫区御崎町にある【神戸百年記念病院】が私の行きつけの人間ドックで、

4月のある日、1日ドックに入りました。

その横をJR西日本の通称　「和田岬支線」　が走っております。

踏切の手前で、岬に近い側にある祠の写真

　【卍の刻印のある祠】

　
　　その中に収められているのはお地蔵様だとおもいます。

もしかしてこの線路で事故のあった方の弔いでしょうか、線路際でした。

神社の建て方、「流造」などの祠が多く見られますが、このように四角なお堂に収め

られているのが珍しくて、撮影させてもらいました。

その後日談ですが、三田市の図書館でお借りした本

西村京太郎　【JR周遊殺人事件】　　傑作トラベルミステリ－を読んでおりましたとこ

ろ、「第4話　日曜日には走らない」で、和田岬支線が題材になっているのでびっ

くりしました。

あの有名な十津川警部が、ここにきて活躍すののですから。

その書き出しをご紹介させて頂きます。

百人の中、九十九人までは、間違いなく通勤者である

・・・・

・・・・

昼間は一本もない。

第二は、日曜日と祝日、それに暮れから正月の5日までの間、十一本の列車の中

実に九本が運休してしまうことである】

・・・・

とこのJR山陽線の兵庫駅から和田岬2・7ｋｍの和田岬支線を描写しておられま

す。

そんなのんびりした線路の横にある祠。

でも綺麗に手入れされていてお供えもきちんとありましたから、地元の方々のお祀り

が続いているものと思われます。

祠の台に卍の刻印がありました。仏教の祠です。

神戸百年記念病院の風景

　　【正門から病院を臨む】

JR兵庫駅から和田岬まで「和田岬線」と言う1駅区間の珍しい単線が病院の横を走

っているものの、JR兵庫駅の近くなのでこの病院付近には駅はありません。

踏切だあるだけです。

余談ながら：

平家がさかえた頃、この和田岬は有力な港であり、福原御所も近かったのでこの

和田岬と六甲山の間にはその頃の遺跡がたくさんあります。

また、阪神淡路大震災の際、大きな火事に見舞われて有名な【菅原市場】も近くで

す。