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三田のいのしし 見て歩き日記

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2012年03月02日
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カテゴリ:季節の話題

       ”ひなめぐり in さんだ” 楽しみました。  
      王冠
      素晴らしい王冠(宝冠) 驚きます。

2月28日と昨日3月1日の2回に亘ってお雛様を見て歩きました。

私のテ-マ

1. 親王様が正面向かって右側か左側か、その割合はどうなっているだろうか。

2. 上から4段目(七段飾り)に置かれるのが決め事の隋身さんの老いたる武者と
   若い武者に対して、向かって左か右か。

この2点が中心であり、沢山の貴重なお雛様を拝見しながら、1.2のテ-マに
沿って鑑賞致しました。

楽しい鑑賞 お雛様めぐり

☆ 下山呉服店の大正2年4月 親王さんとおひなさんの二人雛
     下山呉服店のおひなさん
     三田本町通り ご自宅所蔵のお雛様に変えて、この貴重なお雛様を展示された。
    大正2年ですので、1世紀前の作品であり、お雛さんの宝冠が素晴らしい。

☆ 吉田表具店 八段飾り 大きくて写真撮影が大変です。
     八段飾り
    三田本町通り。 八段とは珍しい。
    4段目に3歌人柿本人麻呂、小野小町、菅原道真公が飾られておりました。

  この本町通りにはおおよそ18か所の展示があり、鑑賞できました。
  今回が初めての行事であり、三田市当局の熱意を受けて多くの商店が
  参画された行事だそうですが、第一回ですので試行錯誤中だと思いました。

  特に上記の2商店さんは、経営者ご自身が店頭でご説明してくださり、在り難く
  楽しめました。

☆ 旧九鬼家住宅資料館 明治32年(1899)寝殿造りの雛飾り

  1. 非常に珍しい寝殿造り
     九鬼家セット
     手前は”ままごと遊びセット”でしょうか。これもこの組の一部です。
     1899年ですから112年あまり前の物です。


  2. 隋身さんの立つ位置から寝殿造りの雛段まで
     九鬼家 正面
    一般的にはこれから上部が雛飾り。
    階の両端には、皇室や貴族の護衛官であった”隋身さん”が、正規の立ち方で
    右に「左大臣」、左に「右大臣」が控えております。
        通常、右は黒い上着で老人、左は若武者で赤い上着がユニホ-ムとされており、
     正しい姿で展示されておりました。


  3. 寝殿造りの全貌 (平安時代の御所や貴族などの住宅と思われますが)
     入母屋造りの建物が特異に見えます。
     寝殿造り 全貌
     寝殿造りのひな飾りは珍しいと思います。入母屋造り平入。
     親王さんが右で、お雛さんが左です。

  今回展示されております4つの場所の全てのお雛様の中で、この九鬼家のお雛様が
   最古であり、下山家の二人雛がそれに続く貴重なお雛様と見られます。


☆ 7段飾りのお雛様
    七段飾り
    七段飾り ここでは親王さん左、お雛さんが右


☆ 源氏物語絵巻に出てくる部屋を模した雛飾り
   源氏物語 雛飾り
   源氏物語絵巻で示される部屋の上から室内が見える構造のひな飾り。
   非常に珍しい、貴重品だと思われます。

親王さんとお雛さんの立つ位置について

1. 九鬼家のお雛様飾りがそうでありますように、以前は向かって右側に親王さんがおり
  左側にお雛さんがいらっしゃいました。

2. それが、ある時からお雛さんが右側へ、親王さんが左側に立つ雛飾りが流通し始め
   今日では、どちらが正しいとか、間違っているなんてことは一般的には不要と思われ
   ます。

3. 新聞記者並みに面談できた方全員に質問いたしました。その感想:
  3-1  傾向として古い飾りは親王さんを右に置き、お雛さんを左に置く配置にしてある
       が作り付けではないので、今回は展示の都合にて変更されたものもありまし
      た。
      その背景には、左右を拘らない空気がそうさせているのでしょう。
 
  3-2  4つの会場の内、展示品が多い会場では、セット毎に適宜その位置を変えて展
      示されておりました。
       つまり親王さんとお雛さんの位置についての多くの議論があることを踏まえ
       て・・・二つのセットを意図的に展示したらしい。

  3-3  以上によりまして、今回の展示品に関しては、親王さんとお雛さんの立つ位置
      の正誤を云々しても意味がない事が理解できました。

  3-4  お雛さんの製造・販売側では、全然違った対応がなされてるかもしれませんね。

  3-5  随身さんの立つ位置についても私個人の疑問はありましたが、多くの来場者
       は、全体としてのお雛さんをたのしんでおられました。


隋身さんの立つ位置について

雛飾りを離れまして、神社における隋身門の隋身さんと雛飾りの隋身さんが基本的に同じ姿であることが分かりましたので、今回の展示の如く新旧のお雛様の飾りは、その実物を見る意味で大変興味がありました。

別稿でその例を示して考えてみます。

ただ一つ言えることは、多くの段飾りは、毎年毎年1個1個別の箱に収納して置き、翌年再び取り出してくる。

その場合、収納箱に例えば{右大臣}と注記されておれば、お雛様のセットでは、右側へ置きやすい。通常は右大臣は左に置くのが正しいとされておりますが・・・

このような例もありそうです。

毎年、悲喜こもごもの場面がくり返されながら雛飾りが飾られる事になりそうです。

 

 






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最終更新日  2012年03月02日 15時50分38秒
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