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三田のいのしし 見て歩き日記

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2012年03月03日
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カテゴリ:観光・旅行

お雛様に見られる隋身さんの立つ位置について

お住まいの地域でに隋身門(三田市内→天満神社隋身門)がある神社で見てもらえば分かりますが、厳重な囲いの中に、弓矢を持った武者を見ることが出来ます。

この隋身さんがお雛様の段飾りにも採用されており、立つ位置に関して正誤の話題の大目玉の一つになっております。


矢大臣(左大臣・右大臣)の人形の例 → 写真の上で立っている位置。                        
      右大臣(左側)             左大臣(右側)
  隋身の正しい姿    
  矢大臣(右大臣、右大神とも書く)   矢大臣(左大臣、左大神) 年よりの武者

    段の両端に居りますが、分かりやすいように並べました。
    昔の作は上着はほとんどすべて赤と黒の無地でしたが、今の作品は派手になって
    おります

  ※ この写真を見てもらってもお分かりの如く、通常我々が持つ右左と逆の位置に
     立っているので、これが後世の悩みの種になっております。                

「ひなめぐり in 三田」 の段飾りの展示場面でも何例か、逆の展示がありました

   逆になっている例
      左大臣(白髪・白いあごひげ)   右大神(若い武者)

  ※ 上の写真も含めて、ひな壇の左右に離れて立っておりますが、この写真のように
     左大臣 右大臣の展示は、神社の隋身さんと同じように正確ではありません。
     正しくは、上の写真の如く、 右大臣(左側) 左大臣(右側) です。

  ※  今でもそうだと思いますが、神社では神様から見て左右を示すので、我々が神
      参拝の際に鳥居をくぐって向かう際は、逆の表現になります。

今朝の朝日新聞 be on Saturaday にこの話題がそのものズバリで出ましたので、
別稿で掲載させてもらいました。
サトウハチロウさんのように、今よりも古来の習慣になじみのある方でも
うっかり右に立っている武者だから右大臣と隋身さんの事を詠み込んでしまって
後々悔み続けた原因にもなっていたことが分かりました。
兎も角、今後隋身さんは,右大臣(左側) 左大臣(右側)とご理解ください。

1. 左大臣、右大臣の見分け方 (特に人形の場合は)
  1. -1  左大神 原則 黒の上着、老人、あごひげが白くて長い(人形の例)
        左大臣 上半身
        三田天満神社 左大臣 黒の上着 口を開けているのも左大臣
                       この例では、口ひげは黒い。
                        耳の両側には「おいかけ」があります

  1.-2  右大神 原則 赤系統の上着 若い武者 あごひげ あっても黒くて短い
        右大臣 上半身
        赤い上着、口を閉じ、口髭は黒いが短い。
       耳当ての「老いかけ」は無くなっておりました。

2. 今回の展示品を拝見いたしますと、着衣は必ずしも古来の伝統と同じとは言えず
   冠も武者の決まり→「巻纓冠」 ではなく、派手な冠でした。

3. 神社の隋身さんは巻纓冠の冠と耳当てとして「おいかけ」がありますが、御雛様の
  場合は、省略されている例が普通にように見受けました。
  大坂天満宮の隋身の巻纓冠と「おいかけ」
  老いかけの例
  「おいかけ」の例 耳当てで貴族と武者、武官などの差別化で、いわば付けさせられて
   た装身具らしい。

  武者が被った冠に付けられていた巻纓冠(丸く巻かれている)
  巻纓冠の例
  首の後ろで丸まっている物 巻纓冠と呼ばれるらしい。

  巻纓冠でない冠を付けた例
  巻かれていない纓冠
  堺・菅原神社 右大神 巻かれていない纓冠 「おいかけ」は綺麗に残っております。
  横顔が綺麗な若武者でした。
  赤い上着です。

御雛様の観賞に当たって隋身さんの左右が間違っていても、鑑賞のたのしさは何等かわりませんが分かっているものは古来からのしきたりどおりに今後並べることに賛成です。






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最終更新日  2012年03月03日 16時46分04秒
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