3月14日(水)晴れ
"待つこと久し"の言葉がぴったり、やっとじゃがいもの畝づくりが出来る。
早い年は3月初旬に植え付けることもあるのだから、ずっと気にしていた。
植え付けが遅すぎると言う事では無かったが、天候不良続きで今後も晴天の見通しが
はっきりしないのが、焦りの原因だった。
一畝に2条の植え付けをする畝一つと、一畝に1列の畝2本を用意して作業を行った。
3kgの種芋を小さなものはそのまま、大きいものは二つ割にして植えつけた。
午前と午後の両方を使って作業をしたので4時ごろには作業が終わったが、今冬の
天気にもかかわらず雑草がたくさん生えていた。
家庭菜園を手掛けていない方は分からないだろうが、その雑草の根は、驚くほど強固で
ある。きっと冬の気象条件の厳しさに耐える仕組みなんでしょうね。
それも畝が乾燥しているときは、結構ルンルン気分でクワを入れ、掘り起こした雑草を
振るうと面白いようにさばけるので、作業も楽だが、14日の場合はまだ十分水を含んでいるので雑草の根から貴重な土を分離できないのだ。
勿論、体は疲れるし、肥料の混合や土に空気を入れる割合も落ちるだろう。
それでも、素晴らしい晴天で、畑仲間も二人きた。
うち一人はそら豆の畝の除草と豌豆の霜よけ外しの作業で比較的早く帰ったが、
あとの一人は、我が家と同じでジャガイモの畝づくりが目的だったから遅くまで作業をして付き合ってくれた。
一段上の畑は、我々が家庭菜園を借りている地主さんで、ご夫妻が畑の手入れをしていた。
いいお天気だから他所の畑でもこんな風景が見られた。
過日、平成24年 花の巡礼 春の巻 その1、3で紹介した「オオイヌノフグリ」と
「ヒメオドリコソウ」が、なんと我々の畝や地主さんの畑でも大繁殖。
その写真までは写しておりませんが、とくに「オオイヌノフグリ」は、小さくて直径数ミリの
花なのによく目立つ。
郷の音ホ-ル花壇の雑草扱いだから少ないが、畑や岸にこの草は、その花数は
驚くほど多くて、ヨ-ロッパの雑草が日本でこんなにも頑張らなくても良さそうなものを!
そんな感にもとらわれますね。
花の色は本当に綺麗ですよ。
「ヒメオドリコソウ」は、今は成長途上で花が満開を迎えるのはもうすこし先の感じだ。
これは大原の病院横の空き地の例であり、畑はもっと密集しているので、今後
花は、沢山咲くことだろう。
私のブログ気分の冷静な講評者である妻は、さっそく"それはね、例年たくさん咲いていたよ、貴方が
気が付かなかっただけね"
私も半分はそう思っていたが、地主さんの奥様も例年だとセリやナズナが多かったのに、今年はこれこれ
指差したのが、ヒメオドリコソウとオオイヌノフグリだったので、半分は例年と事情が違うのではないか。
そんな気持ちでこれらの野草を眺めたことでした。
岸や用水路、排水路をよく見るとセリの花が満開をむかえつつあったし、アザミの葉が伸び、しらない
野草も沢山緑の葉を伸ばして開花の準備にいそしんでいる風情だった。
畑の横の小川は雨水の流れが強く、その水音もかなりの物だったが、今日収穫して野菜のうち、ホウレンソウや
人参をその水流の中へ入れて素手であらった。
さすがに冷たかったが、気持ちの良さが勝って最後まで洗い切り終わった。
本当に気持ちのいい春はもうすぐだ。