こぼれ話-2 ノゲシ
ノゲシの花
この名前の由来は、その葉がケシの葉に似て、春に開花することかららしい。
この花の写真もフラワ-タウンの街路樹の根元の物です。
オニタビラコの写真と重ねて考えますと、このころからお花の品種の特定には、
花やその茎と葉、根生葉などの写真があった方が便利だどの考えが出てきて、
不完全ながらもそんな写真を撮影した時があることが分かります。
ノゲシの全体像
2012.05.03
ノゲシの茎と葉
茎をすっぽりと取り巻くその葉の状態がよくわかります。
オニノゲシは、茎の半分に取りついている・・・そんな表現がぴったりです。
オニノゲシの茎と葉(半周)
2012.05.04
ノゲシの根生葉・・・周辺の茂りではっきりしませんでした。
ここまで根を詰めて写真を撮った自分をほめたりして。フフ・
せっかく野草の写真撮影を続けるからには、できるだけ正確にとの思いで、その後
も様々な場面に出合うことになりました。
今では、オニノゲシとノゲシの区別は:
1. ノゲシは、その葉が茎を取り巻く
2. オニノゲシは、半分巻き付く
勿論、オニノゲシの葉はとげとげしいので、別の物であることは今ではわかっておりますが、どちらが鬼で、どちらがただの「ノゲシ」かと言う場合には、その葉の在り方で区別するのもその一つだそうだ。
今回の写真撮影の5月頃は、単にキク科の花であり、オニタビラコの仲間である程度の認識であったことでしょう。
暖地では周年咲いているらしい。
ノゲシとは::
1. 科 名 キク科ノゲシ属 1~2年草
2. 学 名
3. 別 名 ハルノゲシ(春野罌粟)
4. 原産地 日本
5. 花 期 3月~10月
6. 草 丈 50~100cm
7. 環 境 道端や空き地、荒地など、日本全国に分布しているとのこと。