第6回 No.26~ 30
No.26 キツネアザミ 古い時代の帰化植物
今、資料を調べてみたら花はキツネアザミに酷似している
☆
キツネアザミの識別ポイントとして「葉には白い綿毛が密生している」とありますが
このキツネアザミに似た花の葉(裏面)には綿毛は無いようにも見えます。
茎は中空で少し毛が生えているらしい。
実は、キク科で棘が無く、若葉はしょくようになるそうだ。
JRの車庫の敷地周りの空き地に沢山生えておりましたが、資料の要点と合致する
かどうか、来年改めて見てみたい。
キツネアザミの根元
1. 科 名 キク科キツネアザミ属 2年草
2. 学 名
3. 別 名 狐薊
4. 原 産 中国大陸
5. 花 期 5月~6月
6. 特 徴
7. 環 境 道端、田畑
No.27 コテングクワガタ(小天狗鍬形)
普通、帰化植物とか野草と言うと、群生していてそれも広い範囲を想像しがちです
が、この花は、少なくともこの三田ではあまり目立ちません。
三田に来てからの歴史が浅いか、競争力が弱いか。
オオイヌノフグリの花に酷似しているかに見えて、毎朝散歩の際あたりをも回して
その辺をさがしましたが、川除の田んぼ、それも1か所の為田植え時にすきこまれた。
この写真を見て、コテングクワガタの名前の後半分「鍬形」の命名理由がこの2本の
雄しべのV字型にあるのかな?と推測中です。
兜の鍬形からとったとされておりますので・・・
コテングクワガタの立ち姿
全体に短毛が散生する。
茎は細く、よく分岐して地表を這い、節から分岐してマット状に広がる。
(日本帰化植物写真図鑑から引用)
テングクワガタがあるから、「コテングクワガタ}ですが、テングクワガタを私はまだ見ておりません。
参考
オオイヌノフグリの花 2012-04-08
コテングクワガタの花が、オオイヌノフグリの花やり小さいとおもいますが、非常によく似ておりますね。
コテングクワガタとは:
1. 科 名 ゴマノハグサ科 多年生草本
2. 学 名 Veronica serpylliflolia
3. 別 名
4. 原産地 ヨ-ロッパ
5. 花 期
6. 草 丈
※秋、稲の刈り取り後の田んぼでも咲いておりましたが、今回も1株、まだまだ
広くは広がってないらしい、あるいは農薬に弱いか?
NO.28 アサザ
この花は、1坪足らずの水たまりで見たので、その強靭さも恐ろしさも想像するだけ
ですが、水中の根は長く広く広がる力があるそうです。
1年間この水溜りを見ていたら、その葉っぱが強いので、他の物が進出することは
出来そうにありませんから、この水溜りの持ち主はその点で評価しているのかもしれません。
花は、晴れているときだけ咲き、曇りや雨ン土岐は咲かない。
浮葉植物。
アサザとは:
1. 科 名 リンドウ科アサザ属 多年草
2. 学 名
3. 別 名 ハナジュンサイ
4. 原産地 日本、アジア、コ-カサズ、ヨ-ロッパ
5. 花 期 7月~9月
6. 草 丈 3~4cm
7. 環 境 池、沼
No.29 ニワゼキショウ
2012-06-17
友が丘のケヤキ公園の小広場にて初めて名前を知らない花として意識した。
そうしてみると兵庫中央病院の中庭や大原の田んぼやその岸などいたると頃で目に付いた「普通の花」だった。
しかし、魅力的だ。
大原の野菜畑の休耕部分・雑草に交じって咲く庭石菖
白い庭石菖の花もあり、運よく病院の庭で出合えた。
1. 科 名 アヤメ科ニワゼキショウ属
2. 学 名
3. 別 名 庭石菖
4. 原産地 北アメリカ 帰化植物
5. 花 期 5月~6月
6. 草 丈 10~20cm
7. 環 境 野原のヒナタに生育し、環境が良いと群生する。
7. 環 境
No.30 ナンテンハギ(南天萩)
ナンテンハギの花の群れ
今年この花も初めて意識したが、一見似ているクサフジ、蔓フジバカマ、ナヨクサフジなどとの区別で、かなり体力を消耗させられ、頭も混乱させられたグル-プの一員だろう。
1. 科 名 マメ科ソラマメ属 多年草
2. 学 名
3. 別 名 フタバハギ
4. 原産地 日本
5. 花 期 6月~10月(11月。三田)
6. 環 境 山野の道端、草原などの日当たりのよいところで見かける多年草。
7. 近似花 ツルフジバカマ、クサフジは仲間。