今日11月30日(日) 京都の敬愛あふれる知人かつ後輩からメ-ルでご挨拶が在りました。
その中に北野天満宮の紅葉の写真2枚と今年の紅葉情報などを集大成された労作で極めて質の
高いホームペ-ジに関してお知らせ頂きました。
北野天満宮の紅葉 その1
メ-ルに添付いただいた素晴らしいお写真は大きいので、480ピクセルでのご披露です。
その2
京都は綺麗です。
京都の風景
http://www.geisya.or.jp/~akios/Kyoto.index.htm
最初にご紹介させて頂き、ブログようにサイズが変わって、フィ-リングに微差の差異が
心配でしたが、このホ-ムペ-ジを開いてご覧願えれば、その素晴らしい景観など
ご理解願えると存じます。
お時間の許す方は、是非是非このホ-ムペ-ジをご覧下さい。
京都市の観光大使を委嘱されている方と仄聞しております。
京都市と北野天満宮は私もカメラを持って数回訪問しましたので、それなりに感じるところが
ありますがここでは北野天満宮に関して簡単に
1. 楼門の隋身さんについて
2. 沢山の狛犬さんについて
ごくかいつまんで、纏めました。
1. 楼門の隋身さんについて : 楼門は一般的神社では「隋身門」となっております。
楼 門
左手前には狛犬の吽形があります。
この楼門の事を普通「隋身門」と名付けて、お寺さんの「仁王」さんと対比して紹介され
ます。 つまり神様や仏様を邪悪なものから守護する役割の者が、隋身門や仁王門に
駐在(今様に語れば)しているわけです。
☆ ◆
未確認ですが、この楼門の向かって左には、右大神(又は右大臣)が座っておられます。
右大神(又は右大臣) : 通常 若い武人の姿で見られます。
神社の決まりで、一番格が上の方が黒衣を身に付け、次が赤、その次が緑。
従ってこの若い武人は赤い服を身に付けることは全ての神社の決まりです。
そのお顔
若い武人とご理解頂けると思います。口髭も黒くて短く、若々しいお顔ですね。
◆
楼門の神様に向かって右側には、左大神(左大臣)が座っておられます。
左大神(又は左大臣)
黒い服と少し違う感じですが、多くは黒い服の武人像です。
通常白いひげを生やし、年齢の高い武人の形を取るようです。
そのお顔
※ 北野天満宮の主祭神は菅原道真公と伺っております。 右大臣の時代もありました。
三田市の天満神社の宮司さんにもお聞きしたことがありますが、その元右大臣で
主祭神の菅原道真公が神社を守る楼門などの守護職に就くはずがない。
おおよそこのようなご見解でした。
※ 大阪天満宮にも隋身門はありませんが、左大神と右大神、二つの守り神が鎮座して
いる門が在ることに変わりはありません。
楼門の中の写真は事実ですが、その呼称などは突っ込んで調べておりませんので
大部分の事実と推測で成り立っております。
※ 神社は神様から見て右左、京都は皇居から見て右左となっているので、ご理解が
進まないかも しれませんが、左京区は向かって右側、右京区は向かって左側にある
はずです。
神社は、一般的に見れば隋身門と鳥居がその神域を守り、その他との区分にもなっている
のだとおもいますが、何時の頃からか狛犬さんが神域や参道などを守る守り役として置かれる
ようになったようです。
この場合も、神様から見ての上位(たぶん左のはず)、下位の立場で設置されている:
向かって右側に、「阿吽、アウン」の阿形狛犬
良いお顔の狛犬さん 神様に向かって右側です。 角は在りません。
向かって左側が、「吽形、ウンギョウ」の吽形狛犬が置かれるのが普通です。
角がある狛犬で、吽形。 狛犬さんの吽形は原形として角があったが新しい作風では
角は在りません.従ってこの狛犬は比較的古い狛犬だろう。
北野天満宮の狛犬さんは、沢山寄進され、かつ大変有名な狛犬、歴史的に重要な意味を持つ
狛犬さんなど実に沢山の狛犬が鎮座されております。
しかしながら個々の狛犬さんについて、詳細な情報をもちあわしておりませんので、ここでは
一例ご紹介させて頂きます
阿形狛犬
高い台座に乗る立派な作風の阿形狛犬
吽形狛犬
右前脚は球を踏まえております。
北野天満宮の大鳥居をくぐった所から沢山の狛犬さんに出合えます。
沢山楽しい時間が過ごせる北野天満宮ですが、楼門の隋身さん(隋神とも書かれます)など
にもお目を向けて頂けるとさらに楽しみが増えると思います。
尚、京都府の全ての狛犬に関する調査をされた方がいらっしゃいまして、その著書も刊行されて
おります。