2月9日(月)と12日(木)の2回参詣致しました。
その前に、山門前の道路の肩に立つ石柱のご紹介
1. ”花山院(西国霊場番外札所)菩提寺”への道しるべ
三田市尼寺にある小高い山の頂上にある寺院で西国霊場の番外札所です
花山院の遠望
3,4km離れた地点からの遠望、三田市郊外の尼寺にあり小高い山上に建っている。
三田市内にある花山院への道しるべ
こんな風に道が繋がり、細い山道を歩いて花山院へ行ったり、中山寺に来たりの印だろう。
※ ここは花山院法王(天皇在位984年~986年)の墓地で、宝篋印塔がある。
ともかくこの宝塚市の中山寺から清荒神などを経て三田市にある花山院へ参詣
される巡礼者が昔から後を絶たなかった印がこんなところにもありました。
2. 清荒神への道しるべ
同じ真言宗のお寺でしょうか、こんな道しるべが見られます。
12丁と道しるべの裾に刻印されている。ざっと1300mほどでしょうか。
その前に売布神社へは約900mの距離らしい。近間に3つ霊場があったんですね。
3 阪急電車「中山観音駅」からどのくらいで中山寺を訪ねることが出来るか?
(1) 山門まで : ゆっくり歩いて1分30秒ほど この間はあまり売店はありませんでした。
(2) 本堂まで : エスカレ-タ-の時間を除き約4、5分
大変平坦な道であり、安産の仏さんとして知られる霊場らしく日々訪れる沢山の妊産婦と
そのご主人の為に徹底して気を配っている証拠でしょうか。
私も生まれて初めてこんな心配りのお寺さんに出合い、(@_@;)です。
身体障害の妻の要望で、2回目訪問の際こんな事を感じながら歩きました。
◆ ◎ ☆
山門をくぐり、2か所あるエスカレ-タ-も体験してご本堂のある境内へ至りました。
桜の巨木や松、ソテツなどが台地の端にあって境内となっております。
ご本堂
中山寺はこの本堂へ至るまでに10の寺院とも言うべき「山内十二支一代守本尊法案所」
と呼ばれる寺院が道の両側を構成しており、これらすべてで中山寺であると思われた。
大願塔 その1
バスツア-などの記念撮影スポットらしい景観。右手前がご本堂。
大師堂した左横から裏山に上り、左下に廻り眺めた大願塔
こさずけ地蔵
本堂から一段上がった地点にあるが、子授け地蔵は信者が多い感じで、少し坂道を
歩いて、夫婦で助け合いながら登りがんを掛けたりお礼を述べたりの風景が見られそう。
安産祈願の手洗い鉢(古墳の御棺を利用しているらしい)
この中山寺の一画には立派な古墳もあるらしい。安産を願う気持ちの強さがこんな姿と
なっても示されているとも思われます。最も今は利用はされていないようです。
亥の子地蔵 旧暦10月の亥の日に祀る習慣があるらしい。
このお寺にはお地蔵さんの像が沢山ありました。
台地に立つ中山寺、桜の巨木と台地から見る市内などの景観を想像しますと桜の花の頃
訪問するのが歩行に難のある妻の参詣としては理想の時期であろうと思い、本人へも
そのように伝えた事でした。
余話 : 1
こさずけ地蔵尊で出合ったピソ-ド
こさずけ地蔵
4本の棒には沢山の願い事を記入した白布とお礼?の白布が重ねられていた。
白布に願い事を書いて預ける習慣があるらしいその1枚1枚が見える。
「2人男の子が生まれすくすく育っている事を感謝しておりますが、3人目としては
女の子が生まれるのを願っておりますのでよろしくお願いします」
・・・概要こんな願い事を書いた白布が見えていたので思わず笑いました。
欲張りだなあ、でももっともな主婦の願い、お地蔵さん是非かなえてあげてください・・・
私も応援したくなった。
80歳を目前にして思うことは、子供が生まれること、育つこと、大きくなって一人前になり
孫が生まれて無事成長することみんなみんな大変なことですね。切ないです。
私でもみんなが無事でありますよう、お地蔵さんにお願いしているのです。
◆ ◎ ☆
途中でも感想を述べましたようにこのお寺は「安産祈願」のご夫婦参詣者の為に徹底して
その歩経路の安全を確保していると思われました。
阪急宝塚線の駅からも近い。
全てが参詣者に向かって整えられたお寺だと思いました。