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三田のいのしし 見て歩き日記

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2015年12月06日
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カテゴリ:話題

三谷幸喜さんの随想を読んで感じたこと。

平素ブログの構成とその底を流れる物について考えた時、まさに「因果」が在ることに気が

付く。

庭の片隅に今盛んに咲いているヤツデの花だって、雄性先塾と呼ばれていて、どの花も雄しべ

のみが開き、中間期?と呼ばれる雄しべも雌しべでもない時期があって、初めて雌しべが

花の表面に出てきて他の花の花粉をアブやハエに運んでもらって交配が成り立つらしい。

      ヤツデの花
      ヤツデ
      全体としても花ですが、この中の1個、1個が独立した花であり雄性期、中間期、雌性期

      と変化しながら劣性遺伝を避けて交配が成り立ち実が生る・・こんな変化が見られます。
 

しかもこの雌しべにはこれと言った魅力がないので、そのままではハエもアブも来ない。

そこで花の表面に甘さが他の花の蜜よりも数十倍も甘い濃さがあり、その香り?でアブやハエ

がどうにも近寄らざるを得ない・・・こんな仕組みがさりげなく出来上がっている。

それで、我々人間や他の生き物が知らない中でヤツデは冬を選んで生き残っているという事

だった。

三谷幸喜さんはその「因果」について:

現在書いているNHK大河ドラマ「真田丸」のか脚本の底を流れる物として、例えば

昔、関ケ原の戦いで西軍の武将であった小早川秀明が裏切った(原因)ので、石田三成は

負けた(結果)。 三成が負けたので(原因)西軍についた薩摩の島津や中国の毛利は

負けた(結果)

この事で恨みを持った薩摩や長州は幕末まで恨みが根元にあって結局討幕となった。

つまり徳川幕府は瓦解した。

もし、小早川秀明が居なければ、日本歴史は大きく変わっていたかもしれない。

NHKの大河ドラマは「真田丸]

西軍の英雄真田幸村がテ-マのようですが、豊臣家が滅亡した大坂夏の陣、冬の陣の前後に

大きな時間が割かれることでしょうが、その底を流れるテ-マとして、例えば

小早川秀明の裏切りの言動に触れるのではないか。

この随想はそんな印象であります。

(1) このブログに登場する草花の様々な違い、特徴も長大な時間の流れの中で何らかの

         原因があって変化を遂げたこと。

         その中でも優勝劣敗があって生き残れる特徴だけが残った。

         まさに「因果」

(2) 小早川秀明さんのご子孫が現在しておられたら、来年1年間どのようなお気持ちで

         過ごされるであろうか。

         時代小説がお好きな方は、この関ケ原の戦いで小早川秀明さんの裏切りも知っては

         いるもののここまで膨らませて考えた方は少ないと思います。

(3) 来年の大河ドラマを見ながら、この辺について視聴者の皆さんがどのように反応

         されるのか、関心をもって見ていきたいものです。

(4) 尚、小早川秀明は、たぶん戦国時代の英雄、毛利元就の孫かひ孫で、豊臣秀吉の

         お気に入りで、秀の一字をもらって名前にされた方で西軍の有力な武将であり、

         関ケ原の役でも現地の戦略的な場所に陣取っていたのも知れませんね。

         それが東軍徳川家康公の側へ寝返ったので西軍の動揺が大きかった。

         こんなことではなかったかと思います。    

三谷幸喜さんの恩師として、中島達雄先生と野呂肖生先生のお二方について述べられた中で

例えばとして出したのが上のお話しでありました。

◎ ◆ 〇






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最終更新日  2015年12月06日 10時58分54秒
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