|
テーマ:生き物との出会い(511)
カテゴリ:生き物の生態
数日前から有馬富士公園と福島大池周辺で急に蝶々やトンボに出合うようになりました。 季節的な出会いの要因もあるでしょうが、この暑さを乗り越える気持ちの高まりを感じます。 この猛暑のさ中、妻に ” お気お付けて” と言われながらも、かんかん照りの日中有馬富士公園に 出掛ける最大の目的はコムラサキが吸液する食樹(コムラサキなどは花の蜜を吸わないで、特定 の樹木の液を吸うことで生きる習性あり)が柳の木であることを学んだからです。
そこで考えたこと: 1. 7月30日福島大池の付属施設花菖蒲園傍のあずまやの柱でコムラサキ〈蝶)に出合った。
2. その付近には柳の木が見当たらないが、花菖蒲園の一画にコムラサキが居るからには近所に 柳の木があるはずだ。 3. 福島大池の外周道路1.8kmを歩き廻り、平素はあまり立ち入らない付属施設の水辺の生態園 地域にも踏み込んでみた。 (1)お見事! 柳の成木が数本あった
柳の小枝と葉
本項とは直接の関係は見られないが、蝶々のコムラサキなどには様々な関係がありそう なので挿入させてもらった。 (2)アブラゼミが来て留まり、吸液らしい行動を示した。
ネット情報などによると、このような樹皮にスズメバチやコムラサキ蝶などが来て、 競って樹液を吸うらしい。 (3)コムラサキの吸液活動は見られなかったが、今後定期的に通えば出合えるかもしれない ◎ ▲ × 3つの池が設けられており、そこにオオシオカラトンボのオスがおりました。
以下注釈は「トンボ入門」新井裕著記載の情報です。 不均翔亜目と言うのは、 1)トンボの羽4枚の中で前羽より後羽のほうがいくぶん幅広い 2)頑丈な体つき 3)止まるときに羽を水平に開くか屋根型にする。 トンボ入門でこの情報は役に立ちますね。 ※ オオシオカラトンボの見分け方
羽の付け根の焦げ茶色が目立つ…識別ポイントの一つ
複眼はオス、メスともに黒い。 後ろから見る
ここでシオカラトンボの雄を載せるとその違いが分かりやすい。下の写真がそのシオカラ トンボです。 シオカラトンボの雄 2017.07.30撮影
尾部附属器が白いので区別できる。 オオシオカラトンボの雄はこの部分が黒い。 尾部の黒い部分もオオシオカラトンボは短い。 複眼は緑色ですが、口の辺りは青白いように見えます。
兎も角、オオシオカラトンボの雄とシオカラトンボの雄の正確な違いが判る写真をゲット出来て 大満足でした。 この日はこの日はオオシオカラトンボの雄がはっきり掴めたことで十分ですが、コムラサキの 写真が撮れた花菖蒲園のあずまやで、更に別の種類の蝶々に出合ったのでその辺のことも、 付記させてもらいました。 やがあります。 1. コムラサキが再び飛来しないでもないだろう・・・といい加減な欲をかきながら、ひと休み気 7月30日に出合ったコムラサキ蝶 :あずまやの柱の根元 ⇒ 腰板
推定ですが、コムラサキのメス♀らしい。 メスはあの綺麗なムラサキの色をもっていないらしいので雄に合いたい気持ちがもくもく。 2. そうすると、1羽、時には2羽の蝶々がヒラリ、ヒラリ 3. その内、1羽があずまやの内側の腰板の部分にとまって動かなくなった その写真がこれです。
このように1っか所にとまると、ようにに逃げない性質を持っているらしい。 逆に困った。 羽を開いてほしかったがこのままの姿勢で長時間そのままだった。
この蝶は推定ですが、「サトキマダラヒカゲ」と呼ばれる蝶らしい。 この蝶やヤマトシジミのどある種の蝶々はこのような姿勢で留まると例え吸蜜中であっても このように羽を閉じたままの姿勢でいることが多いようです。 ◎ ▲ × お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年08月15日 05時10分20秒
コメント(0) | コメントを書く
[生き物の生態] カテゴリの最新記事
|