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三田のいのしし 見て歩き日記

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2017年08月27日
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カテゴリ:生き物の生態

8月20日 日曜日 晴れ

県立有馬富士公園にある福島大池に続く花菖蒲園での出合でした。

園内に1m弱高さの板の道があり、コムラサキは大池に面したその一画にいたんです。

最初の1枚 09:39


この段階ではこのコムラサキが紫色に輝く雄かどうかも分からないから、ひたすら沢山の数

を撮っていた。

専門用語がわからないが、外翅の姿

翅を開いた姿 「目を皿のようにして・・・」の例え通り懸命ニムラサキ色を探した。


結果的にこのコムラサキはオスだと分かったが、持っているとされている紫色は写真の撮影の

仕方、角度によってその発色具合がつかまらないとされている。

一眼レフカメラ: この時の最終の1枚

時々飛び上がり、また板道の上に戻る動作を繰り返している。

一眼レフカメラに止まってからコンデジで撮影している時も、うまく言い表せないがカメラ

を様々な角度で動かして紫色が見える瞬間を待ちました。


コンパクトデジカメでの撮影シリ-ズ:

ジョギングシュ-ズの傍の地面で遊ぶコムラサキ  09:34

真上から見たコムラサキ、いくらか紫色が感じられるもはっきりしていない1枚

兎も角こんな体験は無いから、本人は結構緊張して撮っていた。

繰り返し書くことになるだろうが、このコムラサキ、私の体の周りをぐるぐる廻ったり、背中

に止まったりで、なかなか体の正面に来ないので困っていたらその内、ヒョイ、或いはヒラリ

一眼レフカメラのボディ-に止まってしまった。


カメラの紐につかまって私の汗?、何かをなめて離れない。 

ついに紫の輝きを捕まえることが出来た瞬間 2017.08.20 09:40.53


加賀の千代女  「アサガオにつるべ取られてもらい水」 俳句

私 にわかに俳句のまねごとをしても様になりませんが、常日頃こんな場面に備えて、コン

デジ、コンパクトデジカメをウエストポ-チに括り付けて持参しているので、サックから

引き出して紐を外して沢山撮影したうちの1枚。

次の1枚   ともかく紫色の翅が見える。

二つの翅が光る場面 バンザイ 両方の翅に紫色が見える!

両方の翅が均一に光っていないので、この場面でも手持ちのコンデジを様々な角度に動かして

いるはずです。09:43

時々の翅の開閉運動の意味、理由が分からないが、次は翅を閉じた時の外側の模様。

コンデジの画面を近づけての1枚

09:43 

恥ずかしいが言い訳をするとすれば、このカメラのボディ-などこれまでに特に栗-ニング

していないので、汗や脂などコムラサキにとって好ましい餌取りの場かも知れない。

左手で一眼レフカメラの角度などを操作し、右手でコンデジを操ってもコムラサキは逃げない

コムラサキの目玉


撮影時間は09:34 ~ 09:44 おおよそ10分間の事だった。

背中、リュックザックかもしれない、がそこに止まったり、体の周りを飛び回ったりした時も

あり、歩道になっている板の道の端にいてなかなか撮影できる状態にならなかった時間も含め

るとおおよそ15分ほどここでコムラサキにお相手してもらったように思います。 

花菖蒲園やその傍のあずまや付近に柳の木の仲間があるかどうか見て歩いてもおります。

福島大池の水際でよく育ち繁茂している木

このブログの記事に出てくるコムラサキも左から右手前に見える道の上が舞台でした。

この右にある福島大池の水際はウチワヤンマやシオカラトンボの出合い場所でもあり、よく

歩きます。

この木がコムラサキの吸液対象かと思い、調べておりますが、分かりません。

コムラサキとは:「日本のチョウ 成虫・幼虫図鑑」蛭川  憲男著の引用です。 

   1. 科 名 タテハチョウ科

   2. 学 名 Apatura  metis

   3. 分 布 北海道、本州、四国、九州

   4. 発 生 年1~4回 暖地では5~6月から9~10月に年3,4回の発生。

                     成虫は地色が茶褐色と黒褐色(クロコムラサキ)の遺伝的2型がある。

                     オス♂のみ紫色の金属光沢をもつ。

   5. 食 樹 食樹はヤナギ科のオノエヤナギ、ドロノキ、ヤマナラシなど。

                     成虫はまれに花で吸蜜。

                     湿地で吸水。ヤナギ類などの樹液、獣糞、アブラムシの分泌液など吸汁。

コムラサキ蝶が出現する花菖蒲園とそのあずまやの辺りは有馬富士公園がある森と有馬富士

の山(374m)がある地域の間に虫尾と呼ばれる地域があり、田んぼと民家がある。

平素この方面を歩かないので分からないが、人家も多いのでヤナギの木も数多く分布してい

る可能性もありそうだ。

コムラサキの出現からそんな想像もしております。

兎も角、7月30日に花菖蒲園のあずまや、その柱にじっと留まっていたコムラサキを愛好家

が熱心に撮影していて、親切に「コムラサキです」と示唆頂いた。

心から御礼申し上げます。

この素晴らしい蝶々と付き合いができるようになった時間がとても有意義で有難くおもって

おります。本当にありがとうございます。

この事がきっかけで様ざまな蝶々に出合いました。この夏に出合った蝶々とでも題してブログ

に纏められたら嬉しいと思っております。

◆ ◎ Θ

余談ながら

このように蝶々類を探りながら、サネカズラの雌雄異株の花と雌株の果実、その木につくアオバ

ハゴロモ、コバギボウシの花などの写真を集めております。

またウルシ科の木である「ヌルデ」の枝に寄生する「ヌルデのこぶ」が目立ち、今勉強中です。

江戸時代など既婚の女性が歯に塗った「オハグロ」の話など、日本の歴史にもつながる話もあり

刺激の多い日々です。

お粗末なブログではありますが、私なりにその感動をご紹介してみたいと念じております  。

                    






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最終更新日  2017年08月27日 06時07分49秒
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