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三田のいのしし 見て歩き日記

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2017年09月15日
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カテゴリ:生き物の生態

9月12日 火曜日 晴れ

玄関先の花に時々飛んで来ていなくなる「キアゲハ」らしい蝶の写真撮影がねらい目で、夕方

カメラを持って外に出た。

    想定通り、ツマグロヒョウモンの♂、♀がニラの花で吸蜜に忙しい有様に「しめこのウサギ」

    時間をかけてその様を撮った。

    特に外翅の模様が撮れることを狙って、枚数を重ねた。

    低い姿勢で翅の外側の観察 :双方2枚ずつの翅の姿が見てとれる。

    
     前翔長 2.7~3.8cm

     左右で4枚ある翅の重なり具合でかなり違った表情になることも分かった。

    

     4枚の翅がすべて重なり合った時、地味な部分のみとなり、落ち葉などに紛れると見づらい、

     見失った経験もあります。

さて
    そのニラの鉢、花の位置に高下の差がある。

    その一番下の花にやや小型の蝶が居ることがわかった。

     ヒメウラナミジャノメ : 前翔長 1.8~2.4cm

    

     翅を開いた姿勢を撮ることが出来てほっとした。

     六つの紋が情報通りであり、写真ではわかりにくいであろうが左右に小さな門がある。

     吸蜜の際、きっちり翅を開く蝶らしい。
  

     平素、外翅を閉じて、中翅の模様が見えないまま観察が終わる傾向が多い蝶々の世界で、この

     蝶はいろいろな行動のパタ-ンの中で、くっきりと内翅を広げる行動を示すことがわかった。

     翅の外側

      
     ウラナミの名前の元になっている波の模様と6つの紋がある事も分かった。

     廻りながら吸蜜する過程で、このように前翅と後の翅が開いている。

     
     この写真によると前羽には大きな紋がh1つで、後翅に5つあることがわかる。

   いくつかの動きを示しながら吸蜜行為を続行したので撮影を続けたがこれで終わりにした

     翅の表

     

     外翅前面に波の模様があり、いくつかの紋があるこの蝶は、お花に止まって吸蜜をする際に

     独特の行動を示すように見えた。ここでそのパタ-ンを詳述できないが結果的に外翅と内翅

     の模様を、素人でも撮影の機会が増えるので有り難かった。

    
    この蝶に出合っての感想

    蝶々に出合った際、その名前を特定するのに苦労して神経が細るおもいですがこのヒメウラ

    ナミジャノメはやや小型であって、時々翅を開いて静止するので撮影がし易いし、その写真

    と図鑑を比較した時に容易に合致する”優れもの”
    まず「ヒメウラナミジャノメ」に間違いないだろう。


    ヒメウラナミジャノメの仲間

    ウラナミジャノメ        本州の神奈川県以西、福井県以南、四国、九州、屋久島

                  対馬。 

    リュウキュウウラナミジャノメ  沖縄島北部、渡嘉敷島、座間味島、

    ヤエヤマウラナミジャノメ    八重山諸島の西表島と石垣島、波照間島、日本特産種

    マサキウラナミジャノメ     八重山諸島の西表島と石垣島に分布する日本特産種。 

    年に2~4回発生。4月から9がつにかけて見られる。寒冷地では年1回~2回の発生。食草は

    イネ科のカモシグサ、チヂミザサ、シバ、ハシボソ、ススキ、イヌエビ、チガヤ、アシボソ

    カヤツリグサ科のヒカゲスゲなど。ウラナミジャノメに似るがウラナミジャノメは大型で、

    また後翅裏面の眼状紋が3個だけあるが、本種は普通5~6個あるので区別できる。

    成虫はニラやヒメジョオン、ヤマハハコ、ゲンノショウコ、オオイヌノフグリなどの花で

    吸蜜。

    交尾飛翔形式は←♀+♂。
       ※ 以上は「日本のチョウ 成虫・幼虫図鑑」引用

わが家も玄関先や中庭などにニラの種が飛んで、芽生え今花盛りですが見た所、ツマグロヒョ

ウモンや今回のテ-マ「ヒメウラナミジャノメ」、イチモンジセセリなどはおもに玄関先、道

路際のニラの花で目につきます。(さらに小さな蝶も飛んでいますが未確認です)

この家の敷地全体で言えば、ナミアゲハやカラスアゲハなどのアゲハチョウ類もしばしばみる事

が出来て楽しい時間を過ごすことが出来るのはありがたいことです。

◆ ◎ 〇






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最終更新日  2017年09月15日 09時10分27秒
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