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三田のいのしし 見て歩き日記

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2017年09月27日
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カテゴリ:生き物の生態

9月2日(土) 夕方
中庭の植木等に散水の為、内外の庭木・花に散水の為に家を出た。

まず中庭からと向かったらそこにナミアゲハが3,4羽いて飛び回っていた。それっとばかり

室内へ飛んで帰り、カメラを持って大急ぎで現場へ向かった。


   着いみたら皇帝ダリアの低い枝に1羽が留まっていた。 16:24頃

     
     毛虫に葉を食われて何もない小枝に止まったナミアゲハ。

    

    その周辺で飛び回っていた2,3羽のナミアゲハの内の1羽が絡んだ姿。

    

   3羽が皇帝ダリアに止まった瞬間の格好良さ。

     
     背景が雑然としている垣根、皇帝ダリアの葉のない小枝に3羽のナミアゲハ、珍しい場面だ!

     じっと目をこらしてみるとその周りをヒラヒラ飛び回っている1羽ナミアゲハ。

     ながらその色が違っている。瞬間的には4羽だったがその1羽の翅はは浅い土色の感じだった。

      私が居てカメラ撮影を続けたせいか、皇帝ダリアを飛び立った3羽は中庭の中で飛び回り

      やがて南側のカイズカイブキの塀際にある野草に止まった。

      ここは常緑ヤマボウシの枝が威勢よく繁茂している庭隅であり、そこにミョウガが勝手き

      ままに繁茂している場所でした。その隙間から立ち上がった野草のしたたかさ。

      アレチノギクの小枝が幾つかある中でナミアゲハの行動。

     
     

     上の写真の左端の1羽、翅をばたばた動かして何かしているが分からない。

     
      カメラに対してこんな姿を見せてくれたので、何枚か撮った。
      蝶々によっては閉翔したこの姿しか見えない蝶もいるし、開翔した姿しか見えない蝶もいる

      今回は同じ時間帯の中で両方見ることが出来た。有難い。

     睡眠姿勢らしい3羽  16:30

    
     翅を閉じて眠る・・・の情報も見たが、この姿勢で夜を迎えたらしい。

     ともかく無事の3日の朝を迎えたのでたぶん安眠出来たのだろう。良かった。

     アレチノギクとは:

     この野草は4,5株ここに生えていたが、今のところ我が家の内外の庭ではこの4,5株が全て

     「アレチノギク」と言う南アメリカから渡来の野草でした。

     初めて育った野草であり、仲間に「オオアレチノギク」があると初めて知った。

     この3羽のナミアゲハは雄か雌か。

     その内左端の1羽が♂であることはほぼ間違いないが、残りの2羽は不明です。胴体が細長く

      見えることもあって雄だろうと推測中。  

      庭をうろついている内に撮った花 ヤブラン

     
     

     ともかく、この三田市に移住していら28年こんな出合いは全く初めての事でびっくり。

     妻も結構興奮して、関心度があがった。

     で、その翌朝どうなったか?

     9月3日(日) 朝

      

こうなると3日の夕方も現れるのだろうか?

      昼間は飛んできたが、宿泊無し。

9月4日(月)夕方やってきました。

大きな意味で行動のパタ-ンは同じなので細かな経緯は省力しますが、違った事が一つ。

      庭の南隅のアレチノギクの掴まり、泊まったのは2羽。

     

     9月2日と同様に3羽がこのアレチノギクに静止しかかったが、なぜか1羽が飛び離れて行った。

      結局5,6m離れ、庭の西側の塀際に置いたムクゲの鉢の枝に泊まった1羽。理由不明

      

      この日も浅い土色(黄土色?)のナミアゲハがヒラヒラ飛び回ったが、この庭での民泊?

      無しで飛び去って行った。

      2日間、3羽の雄がいて雌も含めて4羽が絡み飛び回る現象も見られたのに交尾する気配も

      全くないままでった。ナミアゲハの生態についてほとんど分かっていないと思った。

  宿泊したナミアゲハ、翌朝の行動はどうだろうか? 9月3日 07:53時点 静止中

     
      1本のアレチノギクの枝3本に分かれて民泊?したナミアゲハ、ほぼ静止状態。

      一部始終を見届けたわけでもないが、太陽が昇った頃、つまり気温がだいぶ戻った頃に飛び

      たったらしい。やはり夜間は体力がおちているのではないだろうか?

◎ 〇 ◆ 2回目の宿泊行動 9月4日⇒ 5日朝

  9月4日夕方からの様子 この日は皇帝ダリアで遊ぶ動きはなかった。時間もやや遅い。

      アレチノギクの小枝で、少しバタバタした。

      
       胴体の先端がとがっているので雄だと思う。

       この段階では3羽だったが、なぜか1羽は別行動になった。

       2つの小枝で睡眠状態に向かったと思われるナミアゲハ。17:05

      

      別行動で西北のムクゲの小枝で眠ることになったナミアゲハ

     
    翌朝も無事だった。 


  ◆ ◎ 〇

      ナミアゲハの雌雄の判断 付記の理由でこれは雄と判断した。

     
     9月2日(土)夕方アレチノギクの枝に睡眠の為に泊まる。その静止前、羽ばたいている時。

     たまたま体を横にして羽ばたくのでその腹部が見やすく、撮影できた。

     腹部の先端が細くなり尖っている。真ん中の黒い線も細い。

      雌雄の見分け方はいろいろありだろうが、しっぽの先端を見るのが有力らしい。

      雄は先端がとがり、雌は産卵口もあるのでそんなに尖ていないらしい。

      お借りした雌の写真  「ジュウニヒトエ」の花で吸蜜中のメス。

     
      ブログ「てふ(蝶)の日記」さんからお借りしました。有難うございます。

      赤い傍線の先端付近が産卵口らしい。子細に観るとやや凹んでいるらしい。

      真横から見てお腹が随分膨らんでいるように見えます。その分真ん中の黒い模様も膨らんで

      見える。

      雄のナミアゲハは沢山飛び回っているが、確実に♀と分かる物には出合っていないのが

      悔しい!

      このお借りした写真のメスも黄土色の翅の色であり、メスの色かもしれないが分からない。

      ネット検索を行い、ナミアゲハの写真を開き見てみるとやはり黄土色の翅の色の例も沢山

      出合うが、必ず雌であるという情報もないので私の目の錯覚かもしれない?

  ナミアゲハは10月頃まで見られるらしい。
      推測ですが、かなり広範囲を飛び回り、移動しているらしいので浅い土色の翅のナミアゲハ

      に出合っても撮影ができないので、その情報をブログ化できないのが残念です。

ナミアゲハを含めて蝶々の夜間の宿泊行動について疑問が強く、これからその情報を探したい。

また♂♀の翅の色の情報も。


何しろ動物が夜寝る姿、場所、時間などほとんど全く観察したこともないし、知識の持ち合わせが

無かったので今回はその事を考えるきっかけとしてとらえました。
ナミアゲハに限らず、よく見かけるツマグロヒョウモンなども夜は何処で眠るでしょうか。

これからの勉強です。

◎ 〇 Θ     

余談ながら

9月23日(土) オジロシジミらしい小さな蝶に出合った。

奄美大島以南に生息するとされていて、時々それ以北で見たという報告在りとのこと。

そのらしい姿を近日お見せできると思います。

なにしろ小さい 前翔長 1.1~1.5cm


9月26日(火)も有馬富士公園方面へウォ-キング

観察の主たるテ-マは「オジロシジミ」らしい蝶の出合いだったが、やはり同じ草地の生態園

で見つかった。複数生息している可能性がありそう。

又小さい均翔亜科イトトンボ科の素晴らしくきれいなトンボがオジロシジミのいる草地に来た

歩こう、歩きたい気持ちを盛り立ててくれるのが嬉しい。

      

 

        

      






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最終更新日  2017年09月27日 08時08分12秒
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