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三田のいのしし 見て歩き日記

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2019年11月07日
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カテゴリ:季節の話題

はじめに

   今年6月頃有馬富士公園の一画でルリタテハのチョウに出合って、大喜びでした。

   6月23日(日)、ブログにも載せましたのでご覧いただいた方もあると存じます。

     

     表翅と裏翅はこんなに違います。

     
     ※ この山などでは幼虫の姿には出合っておりません。

   その幼虫が生息できるのは、これからご紹介する”ホトトギス”の株か、サルトリイバラ
   ユリ科(サルトリイバラ科)落葉木本、オニユリ、ヤマユリ、サツマサンキライ(ユリ科)

    など。(資料により、幾分違う名前が示されております。

    ホトトギスの花

   
    友が丘の歩道の花壇で撮影したホトトギスの花。 : 花が群れて咲いている。  

さて、

私が唯一ルリタテハの幼虫を観察できる植物”ホトトギス” ユリ科の近況です。

我が家の玄関先、槇の木の根元付近と町内の外周道路の歩道で見られます。
      その前に、歩道の花壇に咲く花
       
      お花の付け根に”ふぐり”のようなものが見えますが、距だそうです。この距で
造られる?

      蜜を求めてチョウが来て、交配を助ける一連の仕組み・・・驚きます!     

      お花は全く同じですが、咲き方はやや違うので、我が家の庭のホトトギスの仲間であろう。

      そんな推測です。なお、距はスミレなどでも見られ、撮影の愛好家も多いと思います。

我が家の庭のホトトギスの現況とルリタテハの幼虫

     ルリタテハの幼虫(毛虫)に丸かじりされたホトトギス

      
       10月30日撮影。

       写真に写っている5株の内、4株はほぼすべての葉が丸かじりされている。全体で10株

       が毛虫に葉を食べられているが、ホトトギスの花の開花には影響がないらしい。

       今年は沢山その葉が残っているホトトギスの株の群れ
       
       それなりにそれぞれその葉が残っている様子の花壇部分。

       何故、道路際のホトトギスに毛虫がまとまって住み着いてるかは謎です。

       また、この一見元気に見える部分も例年比やや寂しい。
 
       その花
       
       花の中央に一見ドンキホ-テに出てくるスペインの風車のようなものが見える。

       その基部に見える黄色い部分が蜜で、この蜜を吸うために集まる生き物により交配の作業が

       成り立つ仕組みらしい。
 
       接近してホトトギスの株を撮影したら、偶然写っていたルリタテハの幼虫

        
       1. このようにホトトギスの葉の裏側で生活している。

       2.   写真下の右側にルリタテハが齧った跡が見ている。写真に写っているこのルリタテハ

            の幼虫が齧ったとも考えられる。数十年眺めているが極めて用心深い生態です。

       ご参考までに

       ルリタテハがその卵を産み、毛虫を育てる代表的な植物は

       1. ホトトギス(上述)
       2. サルトリイバラ

            
       3. サツマサンキライ、オニユリなど(ユリ科)   

資料による参考情報

   1)  ホトトギス     :花の辞典 820種より抜粋

          花に紫色の斑点があり、それが野鳥のホトトギスの胸の模様に似ている所が名前の由来。

          茎が斜上又は下垂し、葉腋毎に花が上向きに咲きます。

          タイワンホトトギス、ヤマホトトギス、ホトトギス’白楽天’、紀伊ジョロウホトトギス

           など。

   2)  ルリタテハ   :  「美しい日本の蝶図鑑」 ルリタテハから抜粋

          平地から山地にいたる樹林に広く生息し、林縁部によく現れる。

          樹液や腐った果実を好み、夏季にはスミナガシやカブトムシ、各種のクワガタムシ類、

          スズメバチ類などと共に樹液酒場の一員となる。

          暖地性であるため、北海道ではやや少ない。

          成体で越年する。

          成虫で越年し、越冬世代は秋型となって翅裏が暗色になる。

〇 § ×

     後 記

     2019年(令和元年)

     ふと蝶々の観察を始める気になった。

     かねてウオ-キングキングの対象であった有馬富士公園、福島大池のコ-スにはコナラなど

     樹液を吸うためにスズメバチやチョウが来る気が多いので、早速その樹木類に止まるチョウ

     の観測が可能になった。

     不慣れな部分が多かったので、その成果は少なかったが来年以降もっともっと成果が増える

     ことと思います。 

 






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最終更新日  2019年11月07日 13時51分34秒
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