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三田のいのしし 見て歩き日記

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2020年01月11日
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カテゴリ:生き物の生態

 2019年の年末のある日、このため池にハシビロガモのつがいらしい2羽の姿があった。

    
    その左の樹木の下、さざ波、波紋が見える

     
    最近、”オシドリ”の観察で学んだことですが、野鳥は池の中といえども警戒心が強くて

    池の中央よりも、このような樹木の、あるいはその枝先の下に身を寄せる性質があるらしい。

  
 これから見て頂きますハシビロガモも今回の写真では2羽でしたが、群れで現れた可能性も

   ある・・・そんな可能性を頭に置き、考えるべきだろうと思いました。

     ハシビロガモ ♂ オス

    

     ハシビロガモ ♀ メス
    

    ハシビロガモ(嘴広鴨)について学んだこと : 野鳥大図鑑から引用

    1. 冬鳥として全国に渡来する。つがいに見えても繁殖はしないらしい。
    2.   へら状の大きな嘴で他のカモ類と区別できる。

    3. 他のカモ類と同様に植物質が主食の雑食。プランクトンを好む。

    4. 数羽でくるくる回るように泳ぎ、水ごと水面の食物を吸い込んで、嘴で濾し取る。

    このため池に現れた意味について

    1. 有馬富士公園内の福島大池が干上がり、水が非常に減っているので、プランクトンなど

          食料があまりないので、その他のため池に分散避難している可能性があるかもしれない

          その理由:

          友が丘のため池などに普段福島大池に多いホシハジロやキンクロハジロなどが来ている

    2.   年末の作業として、保存している写真を整理中に、このため池にハシブトガモの群れが

          飛来して、くるくる回りながら採餌している写真の保存に出合った。

          この事からは数多く越冬のために飛来しハシビロガは福島大池その他に分散して着水し

          採餌の可能性がある。

    今年は福島大池が減水の為、ハシビロガモの採餌に向かないので、このため池に来ている
    可能性が高いが、 例年来ていることもも分かった。

    この小さなため池でも、ぐるぐる回りながらプランクトンを濾し取る採餌できる所が面白い。

    ハシビロガモの嘴   再登場

    
      広い嘴の付け根付近に隙間らしい部分が見える。

      ここから濾し取ったプランクトンなどの餌の残りの水分などを水中に戻すようにく付され

      ている。

    そのぐるぐる回りの採餌方法  2019.03.02の写真 再登場です、ごめんなさい。

    


     

    

   このような、集団で、”言わば追い込み漁”はアラスカの海でクジラが行う追い込み漁の

     豪快さもテレビなどの報道でよく知られていると思います。

     また、

     極端に少ない例だと思いますが、

     カワウの追い込み漁らしい姿を武庫川で目撃したことがあります。

     こうしてみると、多くの動物で祖先から遺伝した効率の良い作業法としてもっともっと

     多くの動物で例がありそうですね。

     さらに:
     今年は池の水が激減していた福島大池では、今年は見られませんが、この池での集団採餌の

     旋回ぶりは見事でした。

今回のブログの作成目的 :

   福島大池がこの冬、干上がった為にプランクトンの採餌が困難になった「ハシビロガモ」が

   無地も豊富でプランクトンにも恵まれているかもしれないこのため池に着水したかもしれない。
   この事を保存写真を通じて確かめたかった。

しかし、この推測は:

   1. 今年に限って言えば当たっているかもしれない。

   2.   しかし、過去の写真の保存例から言えば、毎年の例の如くの飛来で異例とは言えない。

と考えられます。

   
三田御池、武庫川なども含めて、例年よりやや飛来数が多いかにみえます。

年末年始、福島大池訪問回数が減っており、その後の福島大池へのカモ類の飛来がどの程度回復

したか?
この観察もこれからですが、野鳥が避難場所にしていると思われます池の周囲の樹木の辺りの

干上がったままだと、保護にはなりそうもありませんので野鳥の飛来が心配です。

〇 § ×






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最終更新日  2020年01月11日 09時36分55秒
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