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三田のいのしし 見て歩き日記

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2020年05月05日
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カテゴリ:生き物の生態

はじめに

   2020.04.17(金)大原の農道を経て市民病院に向かった際、あるいは同じチドリ科のケリに

   出合えるかもしれないと思って歩を進めた。

   おそらく今後もめったに出合えないであろう旅鳥の、ムナグロにであった。

   南半球で越冬して、この時期日本で過ごして北半球のツンドラ地帯(シベリヤ、アラスカなど)

   に帰るらしい。大雑把なその行動の全貌らしい。旅鳥だから日本にいる時間は短いらしい。

4月17日のウオ-キングと野鳥観察のブログでご紹介した珍しい光景の情報・学習です。

    4月17日(金)ムナグロの写真の概要

    
     岸のくぼみにいるらしくて、撥ね上げた草の茎が一緒に写っていた。ご愛敬です!

     正式名が「ムナグロ」ですが、ハラグロの表現もありえたかもしれませんね。(冗談です)

    
     L24㎝ ケリ、タゲリなどに比べると小さい。但し翅は長いらしい。

     こちらも歩きながら、姿態の変化を見逃さないよう撮ったもの。結果は動きはほぼなし。
    
    成鳥の夏羽らしい。

    やっと ほぼ横向きになった姿(3枚のうちの1枚)

    
    上面の模様は、光を浴びると金色に輝いて見える。英語名はその羽色にちなんだものらしい。

     Pacific Golden Plover   (plover チドリ)

    田の岸が道路からやや左に突き出てやがて正面に向く、そのあたりの景色も一部見える。
   
    こうして見ると周辺の景色とムナグロの姿はチドリ科のケリやタゲリなどとはだいぶ違う

    姿であることが分かるが、初見の、撮影時には、長い脚も草に沈み、むしろケリの育ち

    始めの小鳥かもしれない・・・そんな判断だった。

    なお、この写真の左上は排水路かもしれません。


    ここに載せている写真は全て”夏羽”と呼ばれるものであり、冬羽は名前の”ムナグロ色”がない
    こんな姿らしい。

    "pepy"から借用の写真です

     

     胸に黒い部分が見られませんね。

     頭頂から上面が黄褐色と黒褐色の斑模様で下面は黄褐色。(野鳥大図鑑参照)
     ダイゼン(チドリ科)に比べて淡水域を好む。

4月17日(金)以降、3、4度ほどこの地域を歩いたが、いまだ出合うことが無かった。

ネット情報によると、アラスカからハワイまで約4800㎞をノンストップで飛ぶ力があるらしい
現在は日本でさえ、かなり寒い日があるので、1か所で3週間ほどしかいないにしても

短期滞在を何回か繰り返しながら、北に向かい、適当な時期に一気にアラスカなどのツンドラ

地帯に渡ることが予想されますね

野鳥大図鑑の情報

1. 大きさ L24cm

2. 分 布 旅鳥として全国に渡来する。南日本、小笠原諸島などでは越冬する物もいる。

3. 環 境 水田、畑、草地、埋立地

 

見 る 雌雄同色。夏羽は頭頂から体の上面が黄褐色と黒色、淡色の斑模様。

            顔から喉、腹までは黒色で、上面との間には白色部がある。

            メスはオスに比べて、下面が褐色みを帯びる。

            冬羽は頭頂から上面が黄褐色と黒褐色の斑模様で、下面は淡い黄褐色。

知 る 群れになって渡来する。旅鳥だが、本州中部以南では越冬することもあり、南西

            諸島や小笠原諸島では多い。

            ダイゼンに比べて淡水域を好み、くさちなど乾いた場所に居ることが多い。

            昆虫や甲殻類、草の種などを食べる。

ご参考までに:

同じチドリ科の仲間で、

      ① ケリ 但し年間を通じて三田にいる。 この写真は貴志にて 2018.01.24

           
         L36cm

       ➁ タゲリ 田鳬  川除にて 2018.01.24撮影 :冬鳥として主に本州以南に渡来とか。

          
           L32cm ケリより少し小さい。

          ダイゼン 大膳(こんな和名がつけられている) ウイキペディアから引用 L29cm

          

〇 § ×

  後 記

       野草の「ムラサキサギゴケ」が至る所にその花を咲かせている

        
        ゴマノハグサ科サギゴケ属 原産地 日本 

        元々、一つの場所でも集団で咲く傾向があるように思いますが、近年その地域が広がり

        ここ、大原の田園地帯でも様々な岸でその花数を誇っております。






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最終更新日  2020年05月05日 09時27分11秒
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