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三田のいのしし 見て歩き日記

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2020年08月13日
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カテゴリ:生き物の生態

はじめに

   7月22日(水)所用で、久しぶりに城山公園下のバス停に向かった。

   バス停では、女性が二人やや興奮していて、なんだろうか???

   傍へ寄ってみたら、なんとその内の1人の手提げかばんに触角が長い虫がいた!

   逃がしたい、逃げてほしい! 怖い!・・・お二人の願い。

   早速、逃がしてあげるけど写真を撮るので、その分、ちょっとお待ってください。

   
    男の子(つまり私)は、ちょっとビックリしても虫には慣れているので撮影終了後、手提げ

    カバンから地面へ払い落とした。ごめんねの感覚の私。

    ミヤマカミキリムシだそうです。 ともかく初めての出合いでした。

1. ミヤマカミキリ  城山公園バス停で出合った昆虫

    カミキリムシ科 髪切虫科 カミキリムシ亜科 

    
    写真の上部にミヤマカミキリの口の部分が見えます。鋭くてしっかりしている。
    友が丘町の住人でしょうが、ご自宅からこの手提げかばんにこの虫がいたのか、このバス停

    までの何処かの藪などから飛んできたのか?

    多分、後者でしょうがその経過は不明です。

    800種いる日本のカミキリムシの中では、最大の一つだそうです体長32mm-57mm

    このバッグから払い落とした音の動き

     

     この朝、羽化して間もない時間帯である可能性があり、その辺をはい回ったが、すぐに飛び

     立つことができず、下の道路に落ちてしまった。そこにご婦人が歩いていたのではないか。

     似た例として、私が体験したこと。

     山裾を切り開いた道路を歩いていると、2,3m上の林から、目前の道路に羽化したての

     テングチョウが突然右上から落ちてきてびっくりしたことがある。

     その様子をこのぐログに載せました。

            テングチョウ タテハチョウ科 年1~2回発生

           

            テングチョウ(天狗蝶)の名前の由来

            この2枚の写真では、何故テング、天狗の名前が付けられたか見えませんが、その顔の

            先端が天狗と同じように突き出ている所からの命名らしい。
            ともかく
           
           飛び立つ気持ちはありそうでしたが、その近くまで移動しただけだった。

推測でしかありませんが、崖下の道路を歩いている通行人の袋物に落ちてしまった?

     これが私の推測です。推定ですが、羽化して間もないテングチョウが、その体が十分に

     整わないうちに誤って動き、下の道路に落ちてしまったように、このミヤマカミキリも

     やむを得ず動いてしまったものの、飛び上がりのびのび移動できない体の為に、下の

     道路を歩いていた女性の手提げに止まってしまった。

     ご婦人も、音もせず止まったカミキリムシにその時点で気が付かず、バス停で気が付いた。

    住宅に居た可能性は低いものと思われます
      

   ミヤマカミキリのアウトライン

    ①   体 長 32~57mm 日本で最大のカミキリムシの1つ

    ➁   体 色 褐色で、外皮が褐色の微毛に覆われている。

                      前胸背板に横皴が入る。

    ③   生 態 森林等に生息する。夜行性、街灯等にひらいすることあり。

    ④   生 活 3年程度で成虫。 6~8月出現

    ⑤   人間とのかかわり 幼虫はイチジク、クリ、リンゴ等の食害害虫。

          以上はウイキペディアの情報
    完全変態の昆虫の一つ

          卵→幼虫→蛹(サナギ)→成虫

          世界 20,000種 日本 800種
          英語名 longhorn  betle(甲虫) 触角が長い仲間がおおいので。
 

 ※ 写真のカミキリムシの名前が正しいでしょうか。

     カミキリムシの見分け方として、ミヤマカミキリは【前胸背板に横皴が入る】とあり、

     このカミキリムシが【 ミヤマカミキリ】とみてよいと思いました。

     良かった、

     わかりやすい特色がある前胸背板に横皴がある写真の撮影ができて。   

※ カミキリムシとは:

    85歳の人生でカミキリムシの名前と実物に出合ったのは初めてのことだと思います。

    ネット検索で調べました。

   語源由来辞典から引用

   1. 甲虫目カミキリムシ科の昆虫の総称

         長い触角をもつ。発達したアゴは頑丈で鋭い。

   2. 語源由来

         ① 木の枝を噛み切ることから「噛み切り」の意味と思われがちであるが、「髪切り」が

               正しい。

         ➁ カミキリムシは、漢字で「天牛」のほか「髪切虫(髪切り虫)ともいう。

         ③ 平安末期の漢和辞書「類聚名義抄」では、「カミキリムシ」のカミと「髪」のアクセ

               ント が一致しており、「髪切虫」で間違いない。

         ④   また、平安中期の辞書「和名抄」には、齧切虫とあり、昔はカミキリムシが髪を

               齧る虫と見られていたことが分かる。

         ⑤   漢字の「天牛(てんぎゅう)」は、カミキリムシの中国名で、長い触角を牛の角に

               見立てた名である。

       

  後 記

ミヤマカミキリと呼ばれる大きなカミキリムシが、バス停に居たご婦人のバッグに止まっていて

比較的はっきり撮影できたこと

且つ、生まれて初めて出会ったと思えるカミキリムシの仲間が日本だけでも約800種類も

いるらしいのに、まったくと言ってよいほど何も知らなかったので困惑しました。

図鑑やネット検索でその情報を少し挿入させて頂きましたが、平安朝の時代からずいぶん関心が

持たれていた生物であることも分かり、ただただ反省あるのみです。

タイトルに列記したヒメクロトラカミキリやアオメアブに関しては、調べなおして後日

ご紹介できれば幸いです。

      ヒメクロトラカミキリらしいムシ 家の壁に居た。

     

     アオメアブ 武庫川の草むらにて

    

   最近購入した図鑑

   小学館の図鑑 NEO昆虫 DVDつき も参考を開始。






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最終更新日  2020年08月13日 14時08分01秒
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