4月8日(木)有馬富士公園、花の講堂にてギフチョウが数羽忙しく飛び交い、観察者を喜ばせてくれました この日は、ソウシチョウやヤマガラ、アトリ、シジュウカラ、シロハラなど沢山の野鳥に出合いました。
はじめに 4月8日(木)有馬富士公園、花の講堂にてギフチョウが数羽忙しく飛び交い、観察者を喜ばせて くれました。昨年は1回の出合いで1羽のみでした。 表裏・前翅亜外縁の黄条の翅端付近・・・内側へずれる。 2020.04.09 同じ場所で出合った時の ギフチョウの写真。 慣れないので、尾部の二つの赤い部分に目が行って、一瞬、ここが頭部と錯覚して、撮影に とまどった。 表・後翅外縁の斑紋・・・橙色がヒメギフチョウとの見わけポイント 静止して、カメラが向かった時に、「後翅の亜外縁や肛角部近くに赤色や青色の斑紋がある」(フィ-ルドガイド日本のチョウ 引用)で、開設されている斑紋の赤色が強く目立ち、一瞬、 こちらが頭?とつい思って、カメラの視点をそこい向けたくなる… 4月8日は、同一地域ながら2,3羽が激しく飛び舞う、言わばグル-プがいた小さな広場にいたのと 同時に 野鳥の観察場になっている、有馬富士の山に向かって広がる観察場に向かう小道で、左右に飛び 回る1羽が同じ時間帯に見えた。私はこの1羽の観察を行った。 私は、野鳥観察地そのこ道の場に踏みとどまり、ギフチョウが地面の落ち葉の上や林縁の小枝 に止まる姿の撮影に集中した。 ① 木の切り株に止まった。 DSCN5687 頭部が目立たない ??? ② 落ち葉に止まった。 幼虫がカンアオイ類、ウスバサイシンを食草にしているらしい。 全く馴染みのない植物なので、探すことがしんどい。 何故、このように木や切株、地面に止まるのか? 疑問だった。(実は、単に休憩らしい) ③ 林縁の小枝に止まった。 DSCN5693 まだまだギフチョウに不慣れなので、尾部の赤い斑を見て、こちらが頭部? 最初は とまどった。 何枚も同じ位置で撮影している内に、赤い部分は尾部であることに納得、落ち着いて 撮影。 4月21日(水)午前、この現場にてギフチョウが合計3羽、飛び回る様を観察した。 L33mm (ヒメギフチョウは L30mm) 現場に来合わせた方々から、意外に小さいとのこれが上がっていた。私もそう思った。 この日は、ソウシチョウやヤマガラ、アトリ、シジュウカラ、シロハラなど沢山の野鳥にも出合った。 4月8日(木) その後の観察と巡回の様子 1. 野鳥観察の切通し 順不同 ヤマガラ DSCN5680 和名 山雀 L14cm シジュウカラ科 有馬富士公園にも多く目につくが、この現場では珍しい。 2. 相思鳥 ソウシチョウ DSCN5664 チメドリ科 帰化鳥 1931年(昭和6年)野生化が確認された…野鳥大図鑑引用 野鳥とは思えないが・・・ この鳥は、いつも群れで現れる。 3. キジバト DSCN 56576 ハト科 L33㎝ 山地から庭先まで、お馴染みの鳩 2羽で現れることも多い。 山鳩と呼べれることもあるらしい。和名雉鳩 4. アトリ DSCN 5668 アトリ科 L16㎝ 和名 花鶏 蝋嘴鳥 獦子鳥 秋は山地にいて、ウ湯から春は山麓の林や開けた農耕地に現れる。以前に大原と川除の 農耕地の境に茂る桜の大木に群れているのに出会ったことがあった。 DSCN5666 いずれここにも群れで現れるだろう。 アトリのオスと異なり、メスの冬鳥は、頭部が灰褐色で、頭上から後頭に2本の黒線がある (野鳥大図鑑引用) 2021.01.15 観察 DSCN4178 出合い頭の撮影で、その際は何という名前の鳥か? 後日、調べでアトリのメスの決め手と分かった。掲載の機会が来たのが嬉しい。 DSCN 4180 背中 出合い頭で頭部が写っていない。アトリさん,御免ね。 5. シロハラ DSCN5660 ヒタキ科 L25㎝ 藪の中でガサガサ・・・ このシロハラに限らないが、このように片方の翅を外したポ-ズを時々見かけます。 今の所、その意味が不明です??? DSCN5383 福島大池の一画にて 下生えの多い林に生息し、開けた場所にあまり出ない DSCN5621 道にせり出したツツジの茂みで、落ち葉をかき分け餌どりに忙しいポ-ズ 花の講堂に近い野鳥の観察ポイントで、長時間観察にと止めれば、様々な野鳥やリス達に 出合えるだろうが、いつも通り福島大池巡りの道順に随い、山を下った。急な下り坂で、段々になっている所を100mあまりくだると、三差路人っていてそこを右に進むと野鳥の広場、鳥の講堂と呼ばれる施設もあるが、いつも通り左に曲がった。6. 野イチゴの花? DSCN 5598 既報済みですが、ここに屋藪のイチゴの白い花に魅力を感じた。 DSCN5598 にわか勉強で、その名前の特定には自信が持てません。とにかく野イチゴと言うことで。 食べられるそうです。 独特の笹が生えている(公園の植栽か?)平地から下る急坂で、突き詰めれば様々な情報 が得られそうな現場です。 5,60m下りきると: そこは水平な小道が通じていて、例年、今頃には羽化したらしい蝶に出合う。 今回も早速テングチョウが飛びあがり、飛び下りて歓迎してくれた。7. テングチョウ テングチョウ DSCN5602 タテハチョウ科 L25mm 年に3回出現 この現場の事は、既報の通りですが、現場の子基地を通り抜けて、広い通りに出る。 その道を左に曲がり、やや坂道に分かれてくだると、右が崖になっていてその底に平地があり クヌギや松などの林がある。 その10m近い、若い松の枝に茶色、或いは、焦げ茶色の何かが右の方から飛んできた。 DSCN5606 足元から、急に飛び立ち数メ-トル先の落ち葉の上に降りる習性がある。 拡大してみたら、矢張りテングチョウだった。 DSCN5605 初めて、距離も長く、また飛び上がるテングチョウの習性を観察できたと思った。8. ムラサキサギゴケ ゴマノハグサ科サギゴケ属 原産地 日本 この辺りにも、大原の田圃や土手で今花盛りの”ムラサキサギゴケ”があちらこちらに育ち、 花盛りです DSCN5599 太原や貴志などの田圃の空き地や岸に群れになった出現し、今が花の見ごろだろう。9. 福島大池の野鳥達 少数で寂しい。 2,3年前か? 水を抜いて干しあげたので水中の小魚やプランクトンが減少? ヒドリガモのカップル L48cm 和名 緋鳥鴨 渡り鳥 DSCN5631 この写真では、メス鳥が前を進み、オスがその後を泳いでいた。 人懐こくて、声を掛けると寄ってくる。例年に比べて少ない。岸に上がって野草を食べる。 クイナ科のオオバン DSCN5630 L39㎝ 留鳥又は冬鳥 一夫一妻 和名 大鷭 首から上を、舟をこぐように、ぐいぐい動かして進む独特の動作が見られます。 最盛期、7,8羽いたが、今では1,2羽。 武庫川などに分散しているように見えます(ヒドリガモも似ている?) 昔は、横の溜池なども含めて、クイナ、バン、オオバン、ヒクイナに出合えたが、今年は オオバンのみの感じだ。10. ホオジロ ホオジロ科 L17㎝ 和名 頬白 留鳥又は漂鳥 DSCN5594 武庫川、その中岸では出合うことが多いが、ここではそれほどでもない。 この日の話ではないが、この公園の山中では、ミヤマホウジロに出合うことが多い ミヤマホオジロ DSCN0046 和名 深山ホオジロ L16㎝ 2018.03.24撮影 11. シジュウカラ 福島大池から有馬富士公園の有る台地に上る”ガーデン階段”のツヅラ折れの道を、よたよた 上っていたら右手前方の下り坂にこのシジュウカラが1羽。シジュウカラの出合いはいつも ながら1羽。 眺めはこんな感じ。DSCN5639 木造階段沿いの草地で餌取りのホオジロ 近づいてみると。DSCN5649 こちらを見ているが、決して逃げない。人なれしているかも。 12. モグラ 先日、速報的に見て頂きました。 有馬富士公園と福島大池のウオ-キングでは、この後、今一度野鳥の通り道になっている花の講堂の背後の崖際に立ち寄りましたが、今回はこの辺で終わります。モグラの素顔? 肉眼で見るのはほとんど全くとよいほど無かったので、ネット検索してみました畑でもよく見かけるモグラのトンネルは、昔からその祖先たちが明けた道を後続の者たちが利用している・・・これが本当の話らしい。だとすると、この有馬富士公園の”ガーデン階段”を上り詰めたこの場所も昔からのモグラの穴が在りそうです。その一部が何らかの意味で、穴あきしてしまった?疑い。 Δ § 〇