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カテゴリ:考え事
昔から私は人生に一定のボーダーを引いてきた。
どんなにヘマをしても、どんなに運が悪くても、最低ここには達するという境界線だ。 例えば大学受験では浪人しない、とか、骨折なんかすることない、とか。 結局自分は大多数の中の一人であって、それから外れることなど無いと思っていた。 確率が低いものなど注意の範囲外である。 毎日毎日ニュースでやる事件や事故も、全て他人事にしか聞いていなかったし、それこそフィクションの世界のような感覚さえあった。 私が交通事故に巻き込まれるはずが無い。私が新型インフルエンザになるはずが無い。 私はどこか物語の主人公で、主人公が負けるはずなどない。そう思っていた。 しかし違った。 それは現実に起こっている。 今も世界のどこかで実際に戦争が起こっているし、世界のどこかで不治の病に臥している者がいる。 私は主人公などではない。 いつ何が起こるかわからない。そこに一切の予測も介入が許されない。 月日は当たり前のように過ぎていくし、なんとなくで生きていても時間は経つ。 しかし、その時間が突然失われることもある。 世の中に絶対などありはしない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年11月25日 00時44分43秒
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