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2008年10月29日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
昨日は久しぶりにスターバックスでカプチーノを飲んだ。

仕事に出ていた頃は、「ついで」で店にすぐ足を運ぶことができたが、引きこもっていると、わざわざそのために出て行かないと飲めないわけで、今の私にはまさしく「ご馳走」である。ずっと飲みたかったので、非常に美味かった。

平日の午前中なので店はすいていた。贅沢してトールサイズを頼み、村上春樹のエッセイを読みながら飲む。もう10年以上前の「うずまき猫のみつけかた」という本で、村上氏が「ねじまき鳥クロニクル」を執筆中に、雑誌に掲載していたエッセイをまとめたもの。

村上氏の本では、小説よりエッセイが好きで、この本も何度となく読み返している。
アメリカの大学に在籍していた時期で、アメリカでの生活が主な内容とはいえ、どうしても日本人のアメリカ好きから抜け出せてないのではないか…と時折そのへんが鼻につくが、ま、それには目をつぶって。

どんどん読み進むうちに「これは単なるアメリカ好きな小説家のおじさんが『アメリカで生活してんだぞ、いーだろー、仕事も忙しいんだぞ、いーだろー、仕事が終わったらジャマイカ行けるくらい金持ちなんだぞ、いーだろー』という自慢随筆なのでは?」という問いも頭に浮かんでくるが、じゃ、なんで私はそんな本を何度も何度も読み返しているのだろうか…と、不思議に思いつつ、やっぱり読んじゃうんだな。

村上氏は猫好きみたいで「犬の気持ちはわからない」と言ってるのだが、私はどっちかと言われたらその真反対なので、きっと村上氏とはソリがあわないだろう(確かめられる機会は永遠にこないだろうけど)と思ったりするのだが…

その人の書く本を好きかどうかと、その書いてる人自身を好きかどうかは、あんまり関係ないのかもしれない。実は。
ま、村上氏とウマが合うかどうかなんて、しつこいようだけど確かめる機会はまず絶対訪れないんだから、好きか嫌いかも、わかりようがないけどねぇ。





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最終更新日  2008年10月29日 23時03分11秒
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