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エリサ・クレヴェンというアメリカの人がつくった絵本を、江國香織さんが日本語に訳しています。
訳文が、いかにも江國さんらしい言葉で作られていて、音読してみると、その響きはどちらかといえば大人向けのような気がします。声を出して読んでいるうちに、こちらもなんだかその響きにノセられて、ちょっと官能的な雰囲気に(くれぐれも、AVを連想しないでいただきたい、あくまでもブンガク的に、ってことで)。 でもそれが、お話と絵にちゃんと添っているから、さすが江國さん。 寒い寒い町で、暗く沈んだ動物達を元気付ける、犬のパン屋さんのおひさまパン。 読む前は「つまんない」と評していたウチの息子が、読み始めると絵にひきつけられ、最後まで聞いたあとに「おひさまパンのつくりかた」(ちゃんとしたレシピ)の部分も読んでと催促し、それを聞きながら寝入ってしまいました。 母親らしいことを、たまにはしてやれてよかった、と思った瞬間。 テレビを見ながら寝入るより、やっぱり絵本のほうが、いいよなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年11月01日 22時34分32秒
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