飲食店客場から見た値ごろ感とサービス
先日いつもお世話になっている東麻布の食器販売会社の専務さんと打ち合わせ事務所で専務と打ち合わせをしていると他のスタッフの方から見ると楽しそうに見えるそうですがちゃんと打ち合わせさせて頂きました。昼過ぎになり飯でもとの事で近所の鉄板焼屋さんに行きました。鉄板焼 蘭麻専務お勧めの蘭麻特製丼サラダとスープがしっかり付きます。ボリュームたっぷりで味もしっかりしていて、おいしいです。大変満足してお口直しのデザートまでこれで1000円は正直安いと思ったわけです。店の雰囲気や提供方法で客単価ってある程度コントロール出来るでしょうしでも専務もいろんな一流と呼ばれるお店に公私共に行かれているわけで僕も食に興味ありますのでいろんなところ行っていますがこれは値ごろ感が抜群だと感じました。居酒屋の父「石井誠二」さんは客場視点といって客から見た商いの大切さを著書や講演会などで話しておられます。結局お店のノレンをくぐって食事してという一連の流れでも真価を問われますが最終的に勘定書きやレジの前で弾き出された金額でお客さんが気持ちよく会計したか安いと感じたか高いと感じたか一番分かるところだけど、あからさまなリアクションはしてくれませんしね成功された飲食店のオーナーさんでも成功したからこそ生活水準があがりお客さんの欲しているものと遠いもの提案してしまったり、客単価の考え方が一般の方の財布より、高かったり、怖いですね。僕は格差社会で言うと下のほうなので、ジャンクフーズも大好きです。土曜日雨が降る中、マクドナルドのドライブスルーに行きました。手前の小屋でマイクを通さず直接オーダーをとるタイプ注文を受けて、これが先の会計と商品を受け渡しする場所にデータを飛ばしているようです。「お気をつけて、お車まえまでお願いします。」の後に車を出しながら、お車左ハンドルです。という一言が聞こえてきました。インカムを通して伝えられているようです。キャッシャーに付くと920円の会計を1,000円札で払いました。お釣りを待っていると店を出て運転席側までお釣りを持ってきてくれました。また店にとんぼ返りして、今度は商品を運転席側に持ってきてくれました。僕も自然と雨の中ごめんねとお姉さんに言ってました。お姉さん満面の笑みで「いいえ」と言って「ありがとうございました、お気をつけて」と送り出してくれました。マクドナルドといったらマニュアル至上主義でどちらかと言うと通り一遍とうなサービスで心がこもっていないで無機質な温かみのないサービスと思っていましたが、たとえマニュアルとはいえ、あそこまでやられると、ぐっときますね。FFの雄マクドナルドはなんか変わって来てるのが分かります。ファミリーレストランは遅れている気がします。居酒屋チェーンはワタミさんの台頭以来心のこもったサービスをするチェーン増えてきました。これまでは店主がいる居酒屋、個人経営店のお家芸だった心の通ったサービスをナショナルチェーンが実施して本当にいい店を作っています。そしてそういう流れとは違って僕と同年代の勢いのあるオーナーが元気で心の通った店を作っています。居酒屋甲子園とかS1グランプリとかそういうかっこいい飲食店やオーナー、スタッフにスポットが当たっていて、行政がなんもやんねえなら、俺達で街を元気にしょうぜという熱い皆さんも沢山いらっしゃいます。飲食業界はほんとにおもしろいです。僕も18から食品会社の営業マンとして社会人生活をスタートし大切な事は全て飲食の世界から教わりました。なにか恩返しをしたいと毎日考えています。