この日で旅行も最終日。フライトは夜の9時、バスのお迎えは6時にホテルなので最後の観光する時間も充分ありました。
11時前にチェックアウトを済ませて、ホテルの前からバスに乗ってベニス入り。まだきちんと観光していなかったサン・ポーロ地区を歩いてから、ドーソデュロ地区へ。この地区は初めて歩く所が多かったので少し戸惑ったりもしたのですが、観光客の流れに合わせて歩いていったらたどり着けました。サン・ポーロ地区ではサンタ・マリア・デル・フラリ教会を見学しました。
教会内の礼拝堂
その後は途中で揚げシュークリーム(これが美味しかった)を食べ歩きしながら、二日目に休憩したアカデミ橋近くのバーを目指して歩きました。このバーのタパスが美味しそうだったので、ここでお昼を食べたかったのです。
バーに向かう途中で道が分からなくなったので、フランス語を話していた観光客風のおばさんにフランス語で道を聞いたら、イタリア語で説明されました。なぜイタリア語?と思いながらも、大体分かったので言う通りに行きました。
やっとバーにたどり着いたのですが、かなり満席状態。カウンターに席を取って、私は前から食べたかったサンドイッチとジャガイモの串揚げとえびカツを注文。彼はサンドイッチとコロッケを頼んだのですが、このコロッケが本当に美味しくなくてびっくりでした。中身がジャガイモではなくて、クスクスのすっぱいスムルだったんです。今回の旅行で初めて食べ残しをしてしまいました。私のサンドイッチも期待をし過ぎていたため、味がいまいちでちょっと期待はずれでした。
お昼の後は、アカデミア橋を渡ってサン・マルコ地区へ。サンマルコ広場には行かずにその周辺を歩きながら、今までしてなかった(私の)ショッピングを軽くしました。CARPISAという亀のマークが目印のお店でバーゲンになっている皮手袋と小さなバックをお買い上げ。かなり満足しました。
空港にあったCARPISAの広告
そのままリアルト橋を渡り、前の日歩いたカナレジオ地域に入ります。前の日に食べたジェラード屋さんでおやつを食べて、一休みしにやはり前の日にお昼を食べたバーでまた赤ワインを飲みました。お店のお兄さんも私たちのことを覚えてくれていたみたいです。
その後はホテルへ戻るために駅を目指して歩きます。途中、小さな運河沿いにある眼鏡屋さんで小さなレセプションをしていて、お店の前ではゴンドラ乗りの格好をしたおじいちゃん達がカンツッオーネを演奏していました。このおじいちゃんバンド、すごくレベルが高くびっくり。あっという間にものすごいギャラリーが出来て、1曲終わるごとに拍手喝采。ベニスらしい雰囲気を味わえたひと時でした。
おじいちゃんバンド
ギャラリーの中にいた男の子。あまりにも可愛くて、彼の写真を撮っている人がたくさんいました。
30分ほどおじいちゃんバンドの演奏を聞いて、5時半にはホテルに戻りました。その後お迎えのバスに乗り、ベニスの空港に行き、時間通りのフライトでパリへ戻りました。
結局、家に着いたのは夜中の12時半過ぎでした。楽しかったベニス旅行もこれで終わり。翌日から現実世界に引き戻され、疲れのせいか風邪を引き、その後何日かはぐったりしながら過ごしました。